アートマネジメントを動かす力
─ 求められる〈場・人・ネットワーク〉─


 8月31日(土)
 合同セッション
 14:00〜15:30
 5F 大会議室
 定員:120名

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 (休憩30分)
 16:00〜17:30

   
 「〈場・人・ネットワーク〉の再発見!」
アートマネジメントに求められるダイナミックな起業精神と現場の力。車を快適に走行させるためにさまざまなエネルギーが必要なように、マネジメントにもそれを実際に動かす力が必要です。キーワードは〈場・人・ネットワーク〉。このうちのどれかひとつ欠けてもマネジメントはとどこおってしまいます。密接にからみあうこれら3つの要素を順番にひも解き、それぞれの働きを再確認します。次に待ち受ける分科会の入口へようこそ。

パネリスト:
長田 謙一 (ながた けんいち)
千葉大学教授・芸術学/千葉市で学生と住民とアーティストとの協働プロジェクト「アートプロジェクト検見川送信所」を実施。地域社会と大学の新しい関係づくりに取り組む。
河村 めぐみ (かわむら めぐみ)
アサヒビール環境社会貢献部 課長補佐/パフォーミングアーツ専門の担当として、アサヒビールロビーコンサートなどを企画。またNPO法人芸術家と子供たち(ASIAS)、NPO法人芸術文化ワークスに理事として参加。
熊倉 純子 (くまくら すみこ)
TAM運営委員ディレクター、東京藝術大学音楽環境創造科助教授
司会:
森 司 (もり つかさ)
TAM運営委員美術ディレクター、水戸芸術館現代美術センター学芸員

 
 ワークショップ 「ミーナの恋愛美術・入門編」


講師:北山 美那子(アーティスト) (きたやま みなこ)
足にどんどん物をまとわせて「大足」をつくる〈体編〉と、ラブレターを書く〈心編〉で構成された美術を愛する心を育む入門ワークショップです。それゆえにいたって簡単。脱落者無し。しかしその効用は絶大! 体と心をほぐし、明日からのセッションに耐えうる心身を短時間で養成します。照れを捨て体当たりで参加し、心のコリを取り除いた爽快感を満喫ください。
 
北山 美那子 プロフィール
常識に忍ぶズレや歪みをデフォルメし表現することで、日常をより楽しく豊かにする回路を日々模索する若きアーティスト。こどもアートセンター「Ya-hoi!Mina Show Art for Kids」(1995年〜)や中学校や幼稚園にて「ヤッホイ! A会話講座」(1999年〜)を主宰。2001年から2002年3月まで、古い旅館の浴室で見せ物小屋「eight8」を運営し、毎晩ゲストを招いてイベントを展開。パンケーキを焼くワークショップが話題となり本年9月から茨城県ア−ティストインレジデンス「ア−カスプロジェクト」 に参加予定。


 

懇親会 
8月31日(土) 18:00〜19:30
名古屋市港湾会館 4階レストラン(予定)  
懇親会参加費(別途)  \1,500
 
初日の講座終了後に講師と参加者を交えた懇親会を予
定しています。ネットワークを広げる場としてぜひご参加
ください。飲み物と軽食をご用意しています。  


 

 9月1日(日)
 分科会1〜3
 10:30〜16:00
 (途中昼休み)




分科会1
5F 第2会議室 定員40名

 「ホットな〈場〉づくりの挑戦」
芸術活動の実験的な試みがくり広げられるアート最前線の〈場〉。アーティストの夢や希望、何かを求めて集まる人々の気持ちを引きつけてやまない魅力的な〈場〉の運営は容易なことではありません。小さなハコから大きなハコまで、〈場〉を開くことで何をめざし、どのように〈場〉を機能させていくのか。現場で奮闘中の生の声・ノウハウを参考にしながら、いま求められる〈場〉づくりを考えます。〈場〉の運営に悩むあなた、必ず役に立ちます!

前半 10:30〜12:30 「リレートーク」
報告@  林 薫(はやし かおる)
Club METRO プロデューサー/今年で12周年を迎えた京都クラブ・メトロのプロデューサー。音楽だけに留まらず、映像、アート、パフォーマンスなどさまざまなイベントを発信。
報告A  新見 永治(しんみ えいじ)
イべント・プロデューサー、カノーヴァン代表/名古屋新栄にカフェを併設したアートスペース「カノ−ヴァン」を経営。若手アーティストを中心に美術展やライブなどを企画。
報告B  秋田 光彦(あきた みつひこ)
應典院住職/インディーズ映画のプロデュースに携わり、その後30歳で出家、浄土宗僧侶。大阪に劇場型寺院・應典院を再建し、NPO+アーツセンター活動を行なう。

後半 14:00〜16:00 「徹底討論ラウンド・テーブル」
講師:
林 薫、新見 永治、秋田 光彦
武藤 勇
(むとう いさむ)
N-mark/1998年にアーティスト自主運営組織N-mark設立。名古屋を中心に展覧会やイベントを展開。2001年5月より2002年12月までアートリゾートプロジェクト「KIGUTSU(キグツ)」を運営中。

コーディネーター:
藤井 明子(ふじい あきこ)
音楽制作・コーディネーター/現代音楽、民族音楽、即興などのミュージシャンや作曲家に焦点を当て、コンサートやレクチャーを企画。映像やダンスとのコラボレーションも手がける。


分科会2
4F 第5会議室 定員:40名


 「アートを支える柱─〈人〉を活かす」

世代や地域、専門や立場を超えて、アートにかかわる〈人〉の層はますます厚くなっています。ボランティアの役割はより主体的で能動的なものへと変化し、インターンシップを積極的に取り入れる大学や企業も増えてきました。実践的な経験と明確な意識を持った人材の増加は、アート環境に、また社会にどのような影響をもたらすのでしょうか。アートめぐる〈人〉と〈人〉とのつながり、組織のあり方とは? アートを支える大黒柱はあなたです!

前半 10:30〜12:30 「リレートーク」
報告@  長田 謙一
報告A  白坂 ゆり(しらさか ゆり)
美術ライター/「WEEKLYぴあ」編集部を経て、現在フリーランス。雑誌やウェブマガジンなど多数執筆。横浜トリエンナーレを取材し、「BT/美術手帖」に連載中。
報告B  高橋 綾子(たかはし あやこ)
名古屋芸術大学美術学部美術文化学科講師/大学ギャラリーや名古屋港での「アートポート」など、学内外で学生が参画するアートプロジェクトのプログラムに取り組む。

後半 14:00〜16:00 「徹底討論ラウンド・テーブル」
講師:
長田謙一、白坂ゆり、高橋綾子
立松 由美子
(たてまつ ゆみこ)
電子芸術国際会議2002名古屋(ISEA2002)事務局長/10月27日〜31日、アジアで初めて開催される電子芸術国際会議に携わる。メディアアートを中心に関連イベントも企画。

コーディネーター: 森 司
 


分科会3
4F 第7会議室 定員:40名

 「豊かな〈ネットワーク〉を育てる」

〈ネットワーク〉を上手に活用することは、マネジメントの結果を左右させる重要なポイントです。最近増えてきたサービス・オーガニゼーションは、社会とアートを結ぶことを専門にする機関。アーティストの育成や芸術コミュニティへのサポートを通じて、アートマネジメントのネットワークは急速に拡大しています。情報化が進む社会のなかで、ネットワークにできることとは何か。ネットワークの結びつきがもたらす実りのカタチを大予測!

前半 10:30〜12:30 「リレートーク」
報告@  佐東 範一(さとう のりかず)
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)ディレクター/社会とダンスを結ぶネットワーク型NPOとして、3年間の準備期間を経て、2001年にJCDNを京都にて設立。
報告A  河村 めぐみ
報告B  藤井 克(ふじい まさる)
長円寺会館/グリーン・エコー  オペラ、ミュージカル、民族芸能など音楽を中心とした事業に参画。世界劇場会議、文化政策提言ネットワーク(CP-NET)など多数のネットワークに関わる。

後半 14:00〜16:00 「徹底討論ラウンド・テーブル」
講師: 佐東 範一、河村 めぐみ、藤井 克、北山 美那子

コーディネーター: 熊倉 純子
 


 
 
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