Office Matching Mole on the Web/週刊モグラ屋通信 9



 週刊 モグラ屋通信 第21号 2000.6/26  


内藤です。ふと気付くと、知らない間に2ヶ月が過ぎている……という不可思議な出来事が、あなたにも経験あるのではないでしょうか? 私だけですか? スミマセン。ひぃ〜っ、ウェブサイトの更新をなんとなんと2ヶ月もサボってしまい、こんな私たちのサイトでもちゃんとチェックしてくださる関係各方面の方には「やる気があるのかぁ、ああっ?」としかられて、しかられて。泣く泣く辿る帰り道かな。池田のせいではありません。みんな内藤が悪いんです。なぜならば、 池田は未だに、インターネット環境を構築できていない からです。がくっ。首が折れた……。早くしてよちかちゃんっ。


更新をさぼっているあいだに、私どもの事務所も設立半年を迎えましたが、特に記念行事もせず、何をしていたのか? 案の定つぶれてしまったのか? ということもなく、ごそごと仕事をしておりました。現在進行形のお仕事3本。うち、池田が担当する某アート・プロジェクトと、内藤が担当の某展覧会は、企画が通って予算をゲットできれば、その全貌が明らかになることでしょう。企画が通らなければ、それは 幻の企画 になってしまいます。不吉だ。そういうことがないように、日々切磋琢磨の今日この頃です。詳細が幸運にも公開できることになるとしたら、どちらもこの1〜2ヶ月のうちに。首を長くしてお待ち下さい。特に、池田担当企画に関しましては、企画が通り実現の目途が立てば、あっと驚くモグラ屋の新規事業になるはず。その新規事業は、これを読んでくださっているたくさんのみなさまとのコミュニケーションの場づくりにもなるはずで、是非、実現させたいものです。


しかし、実現するかどうかがわからない仕事ばっかりではなく、既に怒涛の状態に突入しているものもあり、それが9月1日〜3日の3日間にかけて愛知芸術文化センターで開催される 第30回トヨタ・アートマネジメント講座 名古屋大会 のお仕事です。トヨタ自動車によるメセナ活動の一環としてすでに今回で30回を数えるこの講座は、アートに関わる人材を育成することを目標に各地で開催されてきました。東海地方ではこれまで一度も開催されたことがなく、9月に行なわれるこの名古屋大会は、満を持してのトヨタ・アートマネジメント講座の東海地区デビューなのです。オフィス マッチング・モウルは、その名古屋大会の事務局をおおせつかり、6月下旬の現在、やるべきことは山積み状態なのでありました。この、やらねばならない各種業務に万全の体制で望むべく、これまで事務所と内藤の生活空間がいっしょであったのも完全に切り分けられ、オフィスには大机(寄付)が導入されて、かたちから入るモグラ屋2名は、すっかりオフィスらしくなった部屋で仕事モードに突入しました。


第30回トヨタ・アートマネージメント講座 名古屋大会 に関しては、7月4日に公式ウェブサイトを仮オープンさせ、その後、随時新しい情報をウェブ上でお知らせすることになります。講座の申し込みをウェブを通して行なう予定もあります。たぶん、トヨタ・アートマネジメント講座としては、初の試みなんじゃないかしら? サイトの制作も私どもが行ないますので、しばらくは復活成ったオフィス マッチング・モウルのウェブサイトから、目が離せませんことよ!


ここ、『週刊・どこが週刊やねん・モグラ屋通信』でも、アート・マネジメントに関することをぼちぼち、書いていきたいと思っています。ここ数ヶ月、インターネット上のアート関連サイトでは、何故か アートマネージメント という言葉、それに類する記事が多く見受けられます。目撃者は、私だけではないはず。「今、なぜ、アートマネージメントなのか?」。その原因はいろいろ考えられますが、何にせよ、現在アートマネージメントという仕事にたいへんな関心が集まっているのは確かです。なんだか、不気味に思えるくらいです。実際にその仕事に関わっている私たちが、今回 第30回トヨタ・アートマネジメント講座 名古屋大会 の事務局としてたくさんの方々にお会いすることができるのは、アートマネージメントの現在と未来を考えていく上で、とてもいい機会だと思っています。アートマネジメントについて、興味を持っている方々は、ぜひ、9月に開催される名古屋大会に参加して、アートマネジメントについてさまざまな情報を受け取り、また新しい人との出会いで自らのネットワークを広げ、講座に参加した経験を自らのものとして持って帰って、今後の活動の糧としていただきたいです。そのためにも、公式ウェブサイトの仮バージョンも、早くつくらなきゃだわっ! さっ、お仕事お仕事……。


あ、忘れているわけではないのですが、ギャラリーネットワークに参加していただいている各画廊のみなさま、そんなこんなで更新が遅れておりましたことをこの場を借りて陳謝いたします。7月からは、展覧会情報も随時更新いたしますので、がんがん展覧会情報をオフィス マッチング・モウルまで送ってくださいませ。よろしくお願い申し上げます。


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 週刊 モグラ屋通信 第22号 2000.7/10  


内藤です。前回のモグ通で予告した トヨタ・アートマネジメント講座の公式ウェブサイト の公開は、大方の予測通りに遅れてしまったわけですが、とにかく本日、堂々オープンの運びとあいなりました。ぱちぱちぱち。まだまだ内容は充実する予定で、どんどん更新していくつもりですから、当分目が離せませんですよ。ちょくちょく覗いてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。講座への参加も大々的に募集中! アートマネジメントに関心のあるあなたの参加をお待ちしています。


同じく前回、ちらりと匂わせた別件のプロジェクト、池田が担当の件は着々と実現に向かって動きはじめました。内藤は、いっしょに企画している某作家にせっつかれながらも、やや遅れ気味。しかし、遅れている場合ではなく、今週もトヨタ・アートマネジメント講座と別件の企画で時間は矢のように過ぎていくのでしょう(推定)。そういえば、もう1件取材&原稿書き仕事があったような(遠い目)。さらにもう1件なんかあったような(悲鳴)。ま、忙しいことはよいことだ、と自らを励ましてみる。


少し前、な〜んにも仕事がなくて、ぼーっとしていた日々がなんだか遠く感じられる今日この頃でございます。


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 週刊 モグラ屋通信 第23号 2000.8/8  


内藤です。予想以上に トヨタ・アートマネジメント講座 の事務局仕事でばたばたしています。もしかして、モグ通をお読みいただいている方で、トヨタ・アートマネジメント講座に申し込みしてくださった方がいらっしゃいましたら、この場を借りてお礼申し上げます。講座3日目には分科会というのがございまして、美術、演劇、音楽の各ジャンルでワークショップ及び公開ワークショップを行うのですが、予想通り美術への申し込みが初期段階で殺到。当初予定していた定員40名は、あれよあれよという間に満員御礼状態になり、急遽70名まで申し込みを増やしましたが、それもすぐに定員に達してしまいました。そんなこんなで、分科会美術編は涙をのんで募集を打ち切りましたが、実は演劇、音楽も結構楽しそうな内容ですから「美術じゃないなら行かない」なんて了見の狭いことをおっしゃらず(誰か言ったのか?)、たまには別ジャンルの表現にも触れてみるいいチャンスとお考えいただいて、こちらにもどしどしお申し込みくださいませ。


という感じで、オフィス マッチング・モウルはTAMモードになっているわけですが、先々週の土曜日は久しぶりに仕事を忘れて岡崎の夏の風物詩であるところの花火大会(キャッチコピーの『怒涛の二万発』ってのが凄い!)で、すっかり夏気分を満喫しました。東京からはオフィス マッチング・モウルの名付け親氏、名古屋からは元画廊アシスタント、芸術大学の先生、地元岡崎の駆け出しインディペンデント・キュレーター、などが訪れて、特設ビアガーデン(昼間に家中の椅子を総動員してつくった)にて、足元には蚊取り線香、虫除けスプレーを片手に、もう一方の手にはビールのつがれたグラス、というスタイルで2時間余りの夜空に繰り広げられる饗宴にご満悦していただけたようです。いやあ、それにしても高橋綾子さん(名古屋芸術大学講師)が持ってきてくれたスイカの美味しかったことったら……。


スイカの恩を返すというわけでもないのですが、内藤は、先週末にはその高橋さんと、浴衣姿で花火見物に訪れていた駆け出しインディペンデント・キュレーターの原田真千子さんが企画(正確にはもうひとりハヤシイクマサさんも含めた3人の共同企画)した artport 2000 フライデーナイト・フォーラム に出かけて、アーティストの島袋道浩さんの楽しい楽しいスライド・レクチャーを聞いてまいりました。さすがに人気者の島袋さんだけあって、名古屋港の倉庫(名古屋の中心部から離れている)、平日、冷房無し、という悪条件をものともせず、若者たち(もちろん私のように若者でないモノもいたが)が大勢集まって熱心に作家の話に耳を傾けていました。今後も毎金曜の夜は港で講演会が開催され、9月15日の講演会が終わると、同会場は『メディアセレクト2000 レゾリュ−ション―感覚の解像度―』なる展覧会がスタート、と、目が離せません。名古屋港の空き倉庫におけるアートな試みはまだまだ続きます。興味のある方は、名古屋港ガーデン埠頭20号倉庫のアートポート事務局(電話052−659−7377)へ。う〜ん、名古屋もまたちょっと楽しくなってきたねぇ。



     
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