Office Matching Mole on the Web
オフィス・マッチング・モウル 週刊モグラ屋通信 85



 本日の担当:内藤
 
 
 

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第184号 2012.4/8  

ご無沙汰しております。年度末から引続き年度始めの大混乱期がまだまだ続くモグラ屋です。新入社員金沢は、ぶんぶん高速回転している縄跳びの中に「早く入れすぐ入れ飛べ」と言うが如き滅茶苦茶なリクエストに日々笑顔で応えていますよ。
 
この2ヶ月ほど書類に埋もれての毎日でしたが、それでも何日かは展示やイベントの現場におりました。まず、昨年あいちトリエンナーレ地域展開事業 あいちアートプログラム 荒木由香里展 『星を想う場所』で、佐久島の新谷海岸に展示された作品が、展覧会終了三ヶ月が過ぎた先月末、高千谷海岸に再設置されました。そして、4月にスタートする 佐久島アート・ピクニック 2012 から常設展示作品として、いつでも佐久島でご覧いただけることになりました。作品のある高千谷海岸は、島の北東部にあります。現在は、すわるとこプロジェクトの小さなベンチが置いてあるだけですが、今年度はその近くに建築家・長岡勉の東屋もつくられる予定です。今後、訪れる人が少しずつ増えていくであろう高千谷海岸ですが、現在は穴場も穴場、静かで美しい海(ただし荒天の折りは除く)や潮が引くとかなり沖まで歩いていける遠浅の海岸はとても魅力です。ぜひ、先取りして訪れてみてください。
 
佐久島以外にも三月は、記憶に残る 『小牧戦国文化祭』 が開催されました。左写真は ふるかはひでたか『陣中茶会』 (茶室も兼ねた公共施設の和室のしつらえ)。茶室空間にしてはただ広いだけの空間に突然出現した枯山水は、イベント全体のテーマ「小牧長久手の合戦の布陣図でもあるのです。お茶好き、歴史好き、そしてアート好き(あ、私全部だ)のハートを射貫く絶妙なインスタレーションでした。芸大時代にお茶を習っていただけのことはあります。驚くべきは、ふるかはさん本人がロクロをひいて制作した茶碗です。
 
左の写真をご覧ください。黄瀬戸の3つの茶碗(その名も『三英傑茶碗』 )ですが、上から見ると戦国時代の三英傑にちなんで、織田、徳川、豊臣の家紋や馬印のデザインになっています。お茶を立ててくれたのは、小牧茶道連盟の皆さんでしたが、『陣中茶会』のしつらえは大変喜んでもらえました。最初は心配そうでしたけど、「またやりますよね?」なんて声かけられた時は嬉しかったです。ふるかはさんと二人で山へ枯山水の材料になる石を拾いに行った甲斐がありました。
 
さらに、 『小牧戦国文化祭』 は将棋大会、戦国料理教室、戦国講演会、陣中茶会などのプログラムに、 アマチュアの武将隊の人たちにはパフォーマンスや甲冑試着会で参加してくださり大人気。そして、右の写真のように各イベント会場ではお客さんに混ざって普通にお茶を飲んでいたりして、戦国気分で会場を大いに盛り上げてくれました。 『小牧戦国文化祭』 は、半年間続いたアートマネジメント講座の受講生といっしょに作り上げたイベントです。最初は、受講生の年齢が予想以上に高い(多分50代後半。70代の人も何人かいた)ことに戸惑った私ですが、イベントが終わってみて、市民パワーって結構やるじゃん! と改めて思いました。専門家でない市民の力や文化への強い気持ちを、行政は丁寧にすくい上げて欲しいと思います。それって地域資産だから。受講生のみなさま、ありがとうございました! しょっちゅう怒ってた講師でしたが、みなさんのおかげですごく楽しかったですよ。
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2012 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/4月8日更新
岡崎市図書館交流プラザ 岡崎むかし館 企画展  展示コーディネート/継続中
平成24年度アートラボあいち施設管理及び事業運営業務
 


 本日の担当:金沢
 
 
 
 
 
 【今週のひとこと】

内藤/ほうろく灸がバッチリ効いて、サクサク仕事しておりますですよ!
 
 

池田/ほうろく灸は気持ちよかったけど、さらに全身お灸したいくらい疲れてます。
 
 

森田/ヘッドマッサージを受けました。視界クリアー! 紙の白がまぶしいです!
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 週刊 モグラ屋通信 第185号 2012.4/27  

あらためまして、オフィス・マッチング・モウル新入社員の金沢実徳です。森田、黒目に次いで4月から3代目のアシスタントになりました。どうぞよろしくお願いします。さっそく、オフィスマッチングモウルの近況報告です。4月18日、内藤が豊田市観光まちづくりアドバイザーを担当をしている豊田市小渡町へ「ほうろく灸」体験に、内藤、池田、金沢、アーティストのふるかはひでたかさんと行ってきました。金沢は事務所のある岡崎方面からではなく、地元の豊川方面から小渡へ行く道を開拓するため、はじめて自力で小渡へ向かうことになり、前日下調べをし、当日は携帯電話のカーナビアプリを使いながら小渡へ出発しました。 (写真:下界ではとっくに散った桜も小渡ではまだ満開でした)
 
でも途中で圏外になりナビが停止。そんなこともあろうかとノートにとったメモを見ながら進むもやはり不安になり通りかかったおばあちゃんに道を聞いたのですが、教えてもらった道を左に行くところを右へ曲がってしまい、いつまでたっても開けない道に引き返すことを決心し、ガードレールもない川沿いの細い道の狭いスペースでUターン。これには佐久島での運転が役に立ったと心の中で感謝(?)しました(佐久島の車道、特に路地はかなり細く狭いのです。そして私は運転免許6ヶ月目の初心者なのです)。
 
超特急でさっきの曲がり角まで引き返すと前から交通整備の黄色い車が見え半泣きでおじさんに助けを求めました。教えてもらった道を進むと足助のあたりで池田の車が横切り、「ちかさんについていけば小渡へ行ける!」とホッとしたのもつかの間、その素晴らしい運転テクニックにはとても追いつけず、どんどん離れる距離、ダメもとで携帯の電波を確認するとなんとバリ4。電波が回復した携帯電話のカーナビを使ってやっとのこと小渡の町へ入っていくと、しだれ桃が満開。すでに到着していた内藤とふるかはさんは、写真をばしばし撮っていました。集合時間に小渡へ到着でき一安心の金沢でした。今回、結局小渡へは岡崎方面からが行きやすいことがわかりましたが、豊川方面からの道もいずれ開拓したいと思います。
 
話は戻り、一行は「ほうろく灸」が行われる智教院へ。智教院とは、1767年創建の真言宗の寺院で、境内には奉納されたたくさんの不動明王の石像があり「お不動さん」の呼び名で親しまれています。「ほうろく灸」は、火のついたもぐさを置いた素焼きの皿を頭の上に乗せるお灸のことで、毎月18日に行われます。中風封じ、ぼけ封じ、夏バテ防止として効き目があるそう。私たちが到着したころお寺にはすでに近隣の老人が20名ほど集まっており、岡崎市から小渡へ月3度通っている住職のお話を楽しそうに聞いていました。 (写真:ほうろく灸で癒され中の内藤、ふるかはさん、池田)
 
そして「ほうろく灸」が始まると護摩が焚かれ、参加者の頭の上からはお灸の煙が漂い、場内は煙でむんむん状態に。目が痛くなるほどの煙に耐え切れず窓を開け換気。お灸は一度に11名で行われ、30名ほどいたこの日の私たちの順番は最後だったので、前の人たちがやっているのを観察してイメージトレーニング。そしていよいよ私たちの番。ドキドキ、ワクワク。住職から火のついたもぐさの乗った素焼きの皿をもらい、もぐさの火をおこすために手で仰いで風を送り、皿が温まってきたところで頭の上へ。みんなベレー帽をかぶっているみたいでかわいい様子でした。 もぐさの火が消えると素焼きの皿はけっこう熱くなり「アツ、アツッ」とつぶやきながら初体験のほうろく灸を楽しみました。終わったあとは頭が軽くスッキリした感じがして、モグ通の書き直しをしている今、もう一度やりたいなぁと思うところです(それで文章が書ける訳ではありませんが……)。
 
お灸が終わると、お庫裏さんが作ったお昼ご飯(炊き込みご飯、お吸い物、果物)を、窓の外に見える桜吹雪を眺めながらいただきました。とてもおいしかったです。 おなかも満たされたところで、一行は小渡から10分ほどのところにある、しだれ桃の里で有名な上中町へ「上中のしだれ桃」を見に行きました。 散策道は1キロほどで、くねくねカーブの道中、カエルやうぐいすの鳴き声を聞きながら棚田やヒノキ林などの里山の風景と、のどかな散策道にとても綺麗に咲く桃、桜、梅、レンギョウの花々。いい香りも漂っていました。 「こんなに春を満喫したのは久しぶり」と池田。途中の直売所に寄り、五平餅を食べて気持ちもおなかも満ち満ちで帰りたくなーい(笑)。 しだれ桃はまだ5分咲と言われましたが、見ごたえあり。標高400メートルの山奥のちょっぴり遅い春が暖かく私たちを迎えてくれました。 「上中のしだれ桃」は知る人ぞ知る花見スポット。桜の花見に行きそびれた人にも下界よりも少し遅い春が上中町で待っています。来年、是非出かけてみては? (今年の見頃時期:4月中旬〜下旬) (写真:これでも五分咲き。まさに桃源郷の上中町しだれ桃)
 
内藤、金沢、ふるかはさんは小渡へ戻り、池田は岡崎の事務所へ。 この日小渡では、5月5日のこどもの日に向けて、鯉のぼりが立てられました。 よくある鯉のぼりの川渡しとは少し違い、矢作川のカーブに沿ってずらっと並び、迫力満点。 鯉のぼりを見た後、内藤と金沢は7月15日からスタート予定の「小渡霊場巡り」スタンプラリーの新しい散策道を地図に載せるため、アーティストのふるかはひでたかさんと小渡の町を歩き回りました。個人的には小学校の前の川沿いの道が歩いていてとても気持ちがよかったです。その後、山を二つ登ることになり、山装備をしてきてなかった私は足下が心配でしたが、鹿やイノシシが荒らした小渡城跡と智教院の裏手の急な山道を、ふくらはぎがパンパンになるのを感じながら明日は筋肉痛だと覚悟し登りました。やはり、穏やかには終わらないのがマッチングモウルの仕事だなぁとつくづく思いました。体力勝負です。 鯉のぼりと春の小渡へ是非遊びに来てみてください。散策マップの完成もお楽しみに! (写真:小渡町矢作川沿いの鯉のぼり展示。ゴールデンウィーク明けまで)
 
昨年、私は学生インターンとしてオフィスマッチングモウルの様々な仕事をお手伝いしてきました。 現場では、わからないことや困ってしまうことが多々あり、その度に現地の方々や職人さん、作家さんやスタッフに助けられ、励まされました。感謝しています。 これから、オフィスマッチングモウルでの刺激的な日々を楽しく、くじけず、アートで感動が与えられるような仕事をまずはアシスタントとして精一杯やっていきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
現在進行形の仕事
三河・佐久島アートプラン21 『佐久島体験2012 祭りとアートに出会う島』 企画・制作/4月8日更新
岡崎市図書館交流プラザ 岡崎むかし館 企画展  展示コーディネート/継続中
平成24年度アートラボあいち施設管理及び事業運営業務/継続中
 

 
     
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