三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島
 
   
南川祐輝展 「おひるねハウス」
 
写真リポート
海岸へ向かう小道をぬけるといきなり謎の物体が。すわっモノリス!?
青い空と海を背景に「おひるねハウス」現る。
満潮時にはホントに波打ち際      中に入ると切り取られた風景が……
ただ海を眺めてみる。風に吹かれてみる、という贅沢。
 
 
【関連情報】
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 アノニマスアーキテクチュアスタヂオ

 
南川佑輝展 『おひるねハウス』
会場:西地区・石垣(しがけ)海岸 2004年10月2日〜12月5日

 
波打ち際まで徒歩5秒――。
 
南川祐輝は建築家です。ふだんは、「住宅」の設計をしています。これまで、佐久島では美術のアーティストたちが、たくさんの作品を発表してきましたが、「おひるねハウス」は建築家によるはじめての作品となりました。
 
「おひるねハウス」は、「見る」ということよりも「体験する」という方がぴったりの作品です。作者の南川祐輝は「海のそばで昼寝をしたら気持いいだろうなぁ」という、考えからこの作品を思いついたそうです。
 
「おひるねハウス」は、人ひとりがごろんと横になるくらいの小さな箱が、海に向って3列3段に並んでいます。ごろんと横になると、三河湾ののんびりした海と、潮風、そしてうちよせるさざなみの音だけがそこにあります。「おひるねハウスはとてもシンプル。だからこそ、そこで感じること、考えることは人それぞれ多様なものになると思う」と南川は言います。
 
「おひるねハウス」というのは、佐久島らしい自然の風景に向かい合うことで、たくさんの思いを生み出す装置なのです。
 
「おひるねハウス」が黒く塗られた板壁になっているのは、「三河湾の黒真珠」と呼ばれる佐久島の伝統的な黒壁の家並みからヒントを得ています。新しいけれど懐かしいのも、「おひるねハウス」の魅力のひとつと言えるでしょう。
 
展覧会終了後も常設展示されますので、いろいろな季節の佐久島をおひるねしながら楽しんでくださお楽しみください。

2004年度全記録
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

梯子を使うときは気をつけてね。
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