三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2009 祭りとアートに出会う島
 
 
『佐久島鼓笛隊1 篠笛をつくろう』
写真リポート
はじめに、講師の高橋先生から笛の作り方の説明を聞きます。みんな真剣。
 
事前に切って乾燥させておいた竹の中から選びます。どれにしようかな?
 
型紙に合わせて竹に穴の位置の印を付けます。いよいよ穴開け。どきどき。
 
ドリルで慎重に穴を開けていきます。子どもも補助を受けてやってみます。
 
電動ドリルでも穴開け。穴を開けたら表面をサンドペーパーできれいにします。
 
穴のバリ取りはカッターナイフで。   余分な長さを切り、中もお掃除します。
 
音が出るように吹き口の上に紙粘土詰め。 中に水性ペンキを流し込みます。
 
ペンキが乾いたら、みんなちゃんと鳴るかどうか確かめます。様になってる。
高橋先生を囲んで記念撮影。音は出たから、今度はいっしょに練習しよう!
 
 
【関連情報】
 『佐久島鼓笛隊1 篠笛をつくろう』 開催のお知らせ
 『佐久島鼓笛隊2 篠笛練習会』 写真リポート
 
【同時期開催】
 佐久島アート・ピクニック 2009
■ 開催日時/
  6月7日(日)
 14:00〜16:30
■ 会場/
  弁天サロン・寄り合いの間

■ 講師/高橋稔秋
■ 参加者人数/32名
■ 協力/判治正規、三宅博巳、
  佐久島中学校

 
 
はじめての笛づくり
 
「佐久島の竹を使って、佐久島の祭りの笛を作る」――。はじめての試みに協力してくださったのは、佐久島出身で、定年退職されるまでは佐久島中学校で教鞭をとっておられた高橋先生。今も、西地区の祭では笛師としてお囃子に参加される他、笛の製作もお手のもの。
 
というわけで、高橋先生に講師をお願いして開催した本ワークショップは、予想以上の参加申込みがありました。定員でお断りした方、ごめんなさい! またの機会にぜひ、ご参加ください。
 

 
材料は、佐久島の竹を使用しました。高橋先生が事前に用意して乾燥させてくださったものです。それぞれ、自分の笛にする竹を選び、先生が用意してくれた型紙に合わせて、穴を開ける場所にマジックペンで印付け。穴の場所は音色に関わることなので、慎重に印をつけるのです。
 
穴をあけるのは佐久島中学校と島の大工の三宅さんからお借りした固定式のドリル。そして、手持ちの電動ドリル。穴を開けるときは、竹が動かないように誰かに持っていてもらいます。手持ちのドリルは少し難しいので高橋先生にやってもらうが、固定式は子ども達もちょっぴり挑戦。目が、真剣ですね。
 

 
穴を開け終わると、ひとまず「笛!」という感じになります。開けた穴の周囲に付いたバリをカッターナイフやサンドペーパーで丁寧にこすり落とします。笛の表面もサンドペーパーできれいにします。
 
余分な長さをのこぎりで切って、細い竹の上に布を付けたもので笛の中もきれいにお掃除します。ちょっと難しいのが、吹き口のすぐ上に紙粘土を詰める作業。子ども達は高橋先生にやってもらいました。その後、笛の内側に水性ペンキを塗ります。これは漆の代用ですね。これで作業は完了。
 

ペンキが乾くのを待ちかねて、参加者は大人も子どももみな音がちゃんと出るか確認していました。紙粘土詰めの時、一応高橋先生が音が出るのを確認してくださったけど、やっぱり自分で吹いてみたいよね。あちこちで音が鳴ります。笛を吹く姿も、けっこう決まっているじゃないの。いい、かたちです。
 
最後に高橋先生を囲んで記念撮影。笛を吹くポーズで決めてもらいました。大人にも手伝ってもらったけど、子ども達、これは君たちが自分で作った笛だよ。大切にしてね。そして、次のチャレンジは、「マイ笛」で一曲でも吹けるようになることです。
『佐久島鼓笛隊2 篠笛練習会』にも遊びに来てね!
 
(文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和)
 2009年度 全記録
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

子どもも大人も真剣に取り組んだワークショップでした。大成功!
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