会期 : 2016年10月1日(土)〜11月30日(水)
    野外につき無休
会場(3ヶ所) :
大島『佐久島のお庭』(東渡船場下船徒歩10分)
ひだまりの広場『王様のイス』(東渡船場下船徒歩25分)
『北のテーブル』(ひだまりの広場から西へ徒歩5分)

進化系佐久島アート。今回は三ヶ所を同時公開


 本展は、佐久島のアートプロジェクトのひとつの柱でもあるアートによるリノベーションを公園の規模で試みたものです。 佐久島のお庭は2006年から2009年にかけて3期に分けて作られた松岡徹による大島のランドスケープ作品で、今回は中心にある山部分を大規模に再制作しました。2005年制作時のデザインを踏襲しつつ、多方向から山を楽しむ仕掛けを盛り込んでいます。会場である大島には、釣りセンター以外に訪れる人がおらず大部分は長年放置されていました。10年前に松岡徹によって『佐久島のお庭』が整備されると、そこに島民が梅を植樹し、毎年2月には美しい花を咲かせる梅園に成長しています。また採れた梅を梅干しにして観光客へのふるまいにも活用されています。現在はアートピクニックによって年間を通したくさんの観光客が訪れるようになりました。

 佐久島中央部を東西に貫くハイキングロード(別名ツバキロード)にある「ひだまりの広場」リノベーション第2期として、昨年の『 ひだまり庵 』に続いて登場するのが『王様のイス』です。絵画、立体、版画だけでなく 絵本の制作(『月へ行きたい (たくさんのふしぎ傑作集』)福音館書店)も行なうなど、楽しく夢のある不思議な世界をつくり出す松岡らしい大らかで優しいデザインの椅子がモザイクタイルで彩られ、実際に座ることができる『王様のイス』が完成しました。佐久島の新たな撮影スポットになることでしょう。

 そして『北のテーブル』はハイキングロード上に昭和50年代に作られたコンクリート製のテーブルとイス、ベンチを、鮮やかなモザイクタイルによって再生させました。佐久島散策のひとときを、目の前に広がるおだやかな三河湾を眺めながらのんびり過ごす特別な場所がまたひとつ誕生しました。

3作品とも展覧会終了後は常設になります。ぜひ訪れてください。



『王様のイス』のあるひだまりの広場は西港渡船場から約2キロ。徒歩25分です。森の中を行くハイキングロードにあります。ハイキングロードは未舗装なので、自転車より徒歩をお勧めします。


【関連行事1】 松岡徹ワークショップ
『モザイクタイルのベンチをつくろう!』

開催日時 : 9月25日(日) 13:00〜15:00
会場:大島『佐久島のお庭』 ※雨天の場合は弁天サロンで開催
定員:20名 (当日先着順。小学校低学年以下の子どもは保護者同伴)
申し込み不要・参加無料

大人も子どもも集まれ! 「佐久島のお庭」に常設で置かれるベンチ。形は松岡徹が作りました。ベンチの模様をみんなで作り上げます。材料はこちらで用意します。汚れてもいい動きやすい服装・靴でお越しください。

【関連行事2】 作品説明会&交流会

開催日時:10月1日(土) 14:30〜16:00
※14:10東渡船場に集合していただければ会場までご案内します。
会場:ひだまりの広場
※雨天の場合は弁天サロン(西渡船場下船徒歩4分)で開催します。
申し込み不要・参加無料

作家を囲んでささやかな交流会を開催します。飲み物とお菓子を用意してお待ちしています。どうぞお気軽にご参加ください。


関連情報

  1. 松岡徹ワークショップ『モザイクタイルのベンチをつくろう!』 写真リポート
    『佐久島のお庭と王様のイスと北のテーブル』 写真リポート1 佐久島のお庭
    『佐久島のお庭と王様のイスと北のテーブル』 写真リポート2 王様のイス
    『佐久島のお庭と王様のイスと北のテーブル』 写真リポート3 北のテーブル
    『佐久島のお庭と王様のイスと北のテーブル』作品説明会&交流会 写真リポート

同時開催

  1. 佐久島アートピクニック 2016
    佐久島弘法巡りスタンプラリー


    2016年度年間スケジュール
    2016年度 終了したアート&イベント記録/リポート
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