● 演 劇
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■北村想(きたむらそう)
【(有)プロジェクト・ナビ代表取締役社長、劇作家、小説家】1952年滋賀県大津市生まれ。滋賀県立石山高等学校卒業後、名古屋で友人の学生演劇(中京大学演劇部に所属)に付き合ううちに戯曲を書き始める。以来、名古屋にて自ら結成した劇団、「TPO師★団」「彗星'86」を経て現在プロジェクト・ナビの代表。執筆戯曲は100を越える。近年は、小説にも本格的に取り組み『怪人二十面相・伝』(早川文庫)『少女探偵・夜明』『アルミちゃん』(小峰書店)など著作多数。 ○受賞歴 1984年 『十一人の少年』で第28回岸田戯曲賞受賞 1988年 昭和62年度名古屋市芸術賞 奨励賞受賞 1989年 『雪をわたって・・・第二稿・月の明るさ』の作・演出において 1989年 第24回紀伊国屋演劇大賞 個人賞受賞 1990年 初日通信賞 脚本賞受賞 1992年 第3回東海テレビ スポーツ芸能選奨受賞 1997年 ラジオドラマ『ケンジ―地球ステーションへの旅』でギャラクシー賞受賞 1999年 『螺子と振り子』で第4回松原英治・若尾正也記念演劇賞受賞 |
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■長谷川孝治(はせがわこうじ)
【なみおか映画祭アソシエート・ディレクター、劇団弘前劇場主宰】1956年青森県浪岡町生まれ。1978年の弘前劇場旗揚げ以後、ほぼ全ての公演で劇作演出を担当。1995年『職員室の午後』で第1回劇作家協会優秀新人戯曲賞受賞。1997年、1998年に行われた青森県主催事業PROJECT NOVEMBERで作・演出・総合プロデューサーを担当。また、浪岡町で毎年開催されている「中世の里なみおか映画祭」ではディレクターを務め、弘前中央高等学校定時制の倫理担当教諭でもある。 |
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● 音 楽
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■河野文昭(こうのふみあき)
【チェリスト】京都市立芸術大学卒業。第50回日本音楽コンクール第1位入賞。ロスアンジェルス及びウィーンにて研鑚。帰国後は毎年全国各地でのリサイタル、協奏曲、放送、CD録音など独奏者として、また室内楽奏者としても多方面に活躍。特に1991年より5年間にわたって京都で行なわれたリサイタルシリーズ「河野文昭チェロワークショップ」は各方面で大きな反響を呼んだ。 京都府文化賞、藤堂音楽賞、京都音楽賞等多数受賞。黒沼俊夫、G.ライトー、A.ナヴァラの各氏に師事。現在、アンサンブルofトウキョウ、紀尾井シンフォニエッタ東京のメンバー。東京芸術大学教授及び京都市立芸術大学講師として後進の指導にもあたっている。1993年より大分県「ゆふいん音楽祭」音楽監督。 Photo Copyright © 林喜代種
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■竹津宜男(たけつよしお)
【PMF組織委員会オペレーティング・ディレクター】1935年広島県福山市生まれ。広島大学教育学部音楽学科卒、1961年札幌交響楽団創立楽団員(ホルン奏者)。1974年同事業主任に就任、1981年から事務局長。1991年パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会オペレーティング・ディレクターに就任、現在に至る。その他1982年からFM北海道番組審議会委員、現在副委員長。1988年からハイメス(北海道国際音楽交流協会常任理事)。1998年からくらしき作陽大学非常勤講師。 |
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■野村誠(のむらまこと)
【作曲家】名古屋生まれ。京大で数学、英ヨーク大学で音楽を学ぶ。「せみ」(ガムラン)、「でしでしでし」(吹奏楽+ロックバンド)など様々な編成の曲を作曲。子どもたち、お年寄りなどとの共同作曲にも取り組む。現在、大阪府能勢町でのオペラ「子供三番叟」を進行中。鍵盤ハーモニカ6重奏P―ブロッ主宰。CD付きの著書「路上日記」(ペヨトル工房)。今後の予定は、「邦楽最高傑作の作曲」、「ダンス・オペラ」、「老人ホームの集大成」、「将棋作曲の普及と発展」。 |
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■藤井一興(ふじいかずおき)
【ピアニスト】東京芸大3年に在学中、フランス政府給費留学生としてフランスに渡り、パリ・コンセルヴァトワールを作曲科、ピアノ伴奏科共に一等賞で卒業。また、パリ・エコール・ノルマルでピアノ科を高等演奏家資格第一位で卒業した。その間、作曲をオリヴィエ・メシアン、ピアノをイヴォンヌ・ロリオ、マリオ・クルチォに、またピアノ伴奏をアンリエット・ビュイグ=ロジェの各氏に師事。 1976年以来入賞した国際ピアノ・コンクールの数は十以上にも及ぶ。ヨーロッパ各地や日本国内でのソロ・リサイタルや室内楽、オーケストラとの協奏曲のほか、フランス国営放送局をはじめとするヨーロッパ各地の放送局や日本のNHKでの多くの録音・録画など幅広い活動を行っている。レコードもメシアンのラ・フォヴェットゥ・デ・ジャルダンやイゴール・マルケヴィッチ作品集、武満徹作品集など続々とリリース。作曲家としても活動を続けており、フランス文化省から委嘱をうけるほか、その作品が演奏会や国際フェスティヴァルで演奏・録音されている。彼の演奏は藤井一興自身が作曲家であることから、作曲家の意図に対する理解の深さ、また鋭い感性、卓越した技量を備えていて他の追随を許さない。 |
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■小石原剛(こいしばらつよし)
【〈NPO〉Meats代表、美術家】「作品」をいろいろいろつくっては見たものの、それが伝わる回路が気になって、ワークショップに手を染める。美術館をはじめさまざまなコミュニティの中で活動するうち、その枠組みが気になりはじめ、1995年の「アートワークみの」など多数のアートプロジェクトを仕掛ける。―――となると今度はそれをとりまくシステムが気になって、どうやらNPOがおもしろそうってことで、2000年4月にNPOミーツが法人格を取得してしまいました。さて、そうなると次は「OS」でしょうか…。 |
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■椿昇(つばきのぼる)
【美術家】1953年生まれ。1978年、京都市立芸術大学美術専攻科西洋画科終了。以後、関西をベースに活動を続ける。主な参加展覧会として「第5回ハラアニュアル」(1985.原美術館、東京)、「アゲインスト・ネイチャー/80年代の日本美術」(1989.サンフランシスコ近代美術館他、米国内6ヶ所を巡回)、「第45回ヴェニスビエンナーレ・アペルト'93」(1993.ヴェニス)、「Age of Anxiety」(1995.ザ・パワープラント、トロント)、「Japan Today」(1996.ルイジアナ美術館、コペンハーゲン)がある。1992年にはサンディエゴ現代美術館にて個展を開催。1996年、広島現代美術館委託作品制作。1998年に「漂流教室」(京都国立近代美術館)、1999年「宇宙老人アキラ」(水戸芸術館)などのワークショップを行う。また、ハノーヴァー2000万国博覧会日本館のインタラクティブ映像を、コナミと組んで制作した。中学校から大学院まで広範な領域で、美術教育にも関わっている。 |
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■秋元雄史(あきもとゆうじ)
【ベネッセコーポレーション直島コンテンポラリーアートミュージアム・チーフキュレーター】1955年、東京生まれ。東京芸術大学美術学部油画科卒。アーティスト・美術専門のフリーライターとして活動後、1991年よりベネッセコーポレーションに勤務。同社国吉康雄美術館、直島コンテンポラリーアートミュージアムの企画、運営責任者。また直島国際キャンプ場、ホテルを含めた経営責任者。現在、瀬戸内海の地域文化と現代アートを融合する「直島・家プロジェクト」を企画・実施。 |
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■伊藤裕夫(いとうやすお)
【静岡文化芸術大学文化政策学部教授】1948年生まれ。東京大学文学部卒業後、(株)電通入社。プランニング室、PR局企画部を経て、1988年より電通総研に出向、文化政策とアートマネジメント、並びに民間非営利活動を主な研究テーマとして取り組む。2000年4月より現職。他に、明治大学文学部及び桐朋学園短期大学非常勤講師、舞台芸術財団演劇人会議副理事長等を兼務。著書に『文化のパトロネージ』(編著・洋泉社、1991)、『NPOとは何か』(共著・日本経済新聞社、1996)他。 |
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■岡部修二(おかべしゅうじ)
【トヨタ自動車(株) 広報部社会文化室室長・担当部長】1973年大阪大学法学部卒。同年トヨタ自動車入社。法務・海外営業・渉外広報部門を経験。その間、米国トヨタで勤務。主要業務は社会貢献・メセナ活動の企画・総括、環境・安全・福祉分野の広報・啓発活動、コミュニケーション企画、全国トヨタ販売会社の広報・社会貢献活動の支援。 (社)企業メセナ協議会調査部会長(メセナ白書編集)、同幹事会・幹事、(社)自動車工業会交通安全部会副部会長、(社)自動車工業振興会企画委員、東京国際舞台芸術フェスティバル理事、日本科学技術ジャーナリスト会議監事等、社外での活動も多数。芸術文化団体・大学・地方自治体・公益法人等での講演活動も多い。 |
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■角山紘一(つのやまこういち)
【社団法人企業メセナ協議会事務局長】京都市出身。1966年(株)資生堂入社。宣伝・広報、社内教育部門を経て、1990年12月より静岡県掛川市で資生堂資料館の開設業務を担当の後、ひきつづき同館および隣接の資生堂アートハウス館長を勤める。1998年2月より(社)企業メセナ協議会に出向し、事務局長に就任。 |
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■中井久志(なかいひさし)
【トヨタ自動車(株) 広報部社会文化室社会文化グループ課長】1958年山口県生まれ。1982年トヨタ自動車(株)入社。宣伝部、国内企画部を経て、1992年より現職。現在の主要業務は、社会貢献活動・メセナ活動の企画・総括、全国のトヨタ販売会社の広報・社会貢献活動の支援。現部署配属後3〜4年は、年間で80本程度のコンサート・演劇などを鑑賞していたが、管理職になってから20〜30本程度に激減。トヨタのメセナを求めて訪れるアーティストやマネージャー、1000人以上と面談を重ねている。 |
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■吉本光宏(よしもとみつひろ)
【ニッセイ基礎研究所 主任研究員】1958年徳島県生まれ。(株)黒川玲建築設計事務所、(株)社会工学研究所を経て89年より現職。世田谷パブリックシアター、東京オペラシティ、東京国際フォーラムアートワーク事業、PMF2000年構想等、文化プロジェクトの開発計画や事業化に携わる一方で、文化政策や劇場運営の調査研究に取り組む。97年7月から1年間NYコロンビア大学に留学(セゾン文化財団助成)、米国の芸術NPOの実態を調査。著書に「地域に生きる劇場」「『旦那』と遊びと日本文化」(いずれも共著)など。 |