三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2001 祭りとアートに出会う島
 
平田五郎による
アーティスト・イン・レジデンス
佐久島空家計画 1 『大葉邸』
アーティスト・イン・レジデンス

2002年2月1日(金)〜2月28日(木)
会場/佐久島西地区 旧大葉邸
 
アーティスト、平田五郎が一ヶ月間佐久島に滞在して、廃屋になっていた古い民家を作品にするプロジェクト。今回は、放置されていた庭を作品化する。作品の素材はすべて島にあるものを利用。これは、佐久島の文化や伝統を素材にし、また佐久島島民から智恵を借りてつくりあげるコラボレーションとなる。完成した庭は、3月2日から末日まで公開される。
 
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平田五郎展 佐久島空家計画 1 『大葉邸』

2002年3月2日(土)〜3月31日(木)
会場1/佐久島弁天サロン(ドローイング/記録)
愛知県幡豆郡一色町佐久島西側41 〒444−0416
TEL 0563-78-2001 FAX 0563-78-2050
サロン開館時間/9:00〜17:00(12:00〜13:00までは昼休み)
月曜休館 ※入場無料
 
数十年間無人となった古い民家が、島民の協力とアーティストの手によって新しい空間に蘇るまでの記録を、写真とドローイングによって紹介します。
 
会場2/佐久島西地区 旧大葉邸・庭
弁天サロンから徒歩3分 会期中無休 ※入場無料
 
再生成った民家の庭を一般に公開します。多数のご来場をお待ち申し上げます。
 
 

平田五郎(ひらたごろう)
1965年東京都生まれ。平田五郎は「基地づくりが好きな少年」だった。アーティストとなった今も、穴を掘ったり、家型の作品を制作している。そこには、いつも「一人きりになれる秘密の隠れ場所」の気配が漂っていて、その作品に出会う人は「作品を見る」というより「体験する」ことができる。平田作品は、そんな子どもの頃の記憶を持つ人なら、誰もが強い懐かしさを感じ、また見るだけでなく全身で作品を感じるという得がたい体験をすることが可能だ。
今回、平田五郎が佐久島で試みるのは、廃屋になった古い民家を作品化するというプロジェクト。過疎化の進む佐久島には、昔ながらの民家が、住む人もいないまま多数残っている。昨年夏に佐久島を訪れた平田五郎は、島民の紹介で、ある1軒の家と出合った。当時は、笹が生い茂り、足を踏み入れることもできない状態だったその家の庭が、島民の協力によって草刈りされ、平田五郎の手によって作品としてよみがえることになった。遠くふるさと佐久島を離れたその家の持ち主もこのプロジェクトに快く賛同してくださった。
私たちは、平田五郎の作品に出会うと同時に、佐久島の持つ歴史や伝統とも同時に出会うことになる。そして、それをはぐくんだ佐久島の島民たちとの出会いもあるだろう。たくさんの出会いの可能性を秘めながら、新しく生まれ変わるその庭は、訪れる人を静かに待ち続ける――。
 
 
【関連情報】
 アーティスト・イン・レジデンス ボランティア募集
 佐久島空家計画・制作記録
 佐久島空家計画 大葉邸 ―緑の庭― 写真レポート

路地を歩くとたどりつく趣きのある「大葉邸」(写真右側の家)
 
 
 
 

夏に撮影した大葉邸の庭は、ご覧の通り笹がおいしげり、足を踏み入れることもできなかった
 
 
 
 
 
 
 

平田五郎作品例1:『山頂への歩行』(ラダック/インド)1999年
 
 
 
 

平田五郎作品例2:『Mind Space―蜜の家』(ニューデリー国立近代美術館)1998年
 
 
 
 
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

大葉邸の庭で見つけた古い土雛が、この家の歴史を物語る
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