三河・佐久島アートプラン21 佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島 南川祐輝展 「おひるねハウス」
制作リポート 期間:2004年7月16日〜24日
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事前作業 7月12日(月)
週末から始まるアーティスト・イン・レジデンスのため、南川祐輝とマッチングモウル山口が事前の材料運び込みを行う。 7月16日(金)〜18日(日) 「おひるねハウス」は、大葉邸と違ってベースのないところに新たに建てるという意味で、佐久島のアート・プロジェクト初の試みでもある。南川さんのたっての希望で、設置場所は想定していた以上に波打ち際となった。事前にさまざまな許可を役所からもらい制作にのぞむ。自然の猛威にもさらされる場所であること、また人が登ったりすることから、骨組みはきっちり作らねばならない。その作業は、島の大工さんにお願いする。ボランティアが来るまでの3日間、南川さんは立てかたの立会いというか手伝い。 7月19日(月) 骨組みの立てかたが済むと、今度はそこに横板を渡していく作業が始まる。レジデンスの間中この作業をサポートしてくれるのは大工の 南川市蔵氏 。名前の通り、アーティストのお父さまである。南川さんは、お父さんのアシスタント状態。ボランティア第一号の尾野くんは、マッチングモウル山口とともに、材料の塗装作業にあたる。 ■ボランティア 1名/尾野訓大(名古屋芸術大学) 7月20日(火) おひるねハウスの作業はシンプル。南川父率いる大工班と、ボランティアたちのペンキ班。ただし、7月のめちゃくちゃ天気のいい浜辺の作業は、大葉邸では未経験のたいへんさがある。でも、島民から差し入れてもらったスイカを浜辺で食べる気持ちよさ! これも格別。 ■ボランティア 3名/尾野訓大、高木志瑞子(愛知県立芸術大学)、城秀幸(名古屋市) 7月21日(水) 連日快晴。もくもくと各自の作業。ボランティアのぶうちゃんが、南川父を絶賛。「無口でかっこいい」とのこと。自分より父親の方が女子大生人気が高く、報われない南川さんだが、文句を言いつつ作業に没頭。 ■ボランティア 2名/高木志瑞子、城秀幸 7月22日(木) 「おひるねハウス」の中でも、南川さんがこだわる側面の板張り作業が着々とすすむ。う〜ん、美しい。佐久島伝統の黒壁のイメージを踏襲したのだ。どんどんモノリスみたいになってきて素敵。 ■ボランティア 1名/岡本修行(名古屋市) 7月23日(金) 関係者一同、真っ黒に日焼けしてしまった。側面がほぼ完成したので、さらに塗装して美しさに磨きがかかる。内部作業も完成目前だ。 ■ボランティア 3名/岡本修行、尾野訓大、高田理恵(愛知県立芸大) 7月24日(土) 夕方の最終便ぎりぎりまで作業を続けて、ようやく作品完成。完成した「おひるねハウス」の中に入ると、真夏なのに、なぜかひんやりと涼しい。南川さんも予想外の土管効果(正確な呼び方は不明。筒状の空間は風通しがすごくよくなるとのこと)で、真夏の体験も最高に気持ちいいことが判明した。苦労したかいがありました。みんな、お疲れさまでした! ■ボランティア 3名/岡本修行、尾野訓大、高田理恵(愛知県立芸大) 南川祐輝『おひるねハウス』アーティスト・イン・レジデンス 期間 : 2005年8月16日(金)〜24日(土) 計日間 参加ボランティア : のべ13人 【関連情報】 ● 南川佑輝展 『おひるねハウス 』 ● 南川佑輝と歩く 「おひるねハウス」と「島の名建築」参加者募集 ● 南川祐輝展 「おひるねハウス」 写真リポート ● 南川佑輝と歩く 「おひるねハウス」と「島の名建築」 写真リポート ● アノニマスアーキテクチュアスタヂオ |
劇的ビフォーはこんな感じでした。 骨組みは島の大工さんにお願い。 並行して材料を塗装していく。 骨組み完成。 休憩時間は浜辺でスイカ。夏だね! そこにベースの板壁をつくっていく。 レジデンス中ずっとペンキを塗り続けたマッチングモウル山口。 塗装した材料を設置する。 最後にもう一度塗りなおし。 私だけの海、そんな感じ。 |
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■ 2004年度全記録 ■ TO HOME ■主催: 幡豆郡一色町 ■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会 ■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル |
暑かったけど気持ちいい! |
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