三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2010 祭りとアートに出会う島
 
 
佐久島の雛まつり展 関連企画
 
『雛まつり会』 写真リポート
 
  9時30分便が佐久島に着くと弁天サロンに続々とお客さんがやってきた
これが三河の雛菓子・伊賀まんじゅう。愛知県の東部では季節のソウルフード
 
 雛まつり会なので全体的に女子の参加率高し。島の子もそうでない子も
 
 雛まつり会を楽しみにしていてくれた島の女性たち。おめかしの女の子
 
 観光客のみなさんもたくさん遊びに来てくれました。笑顔がいっぱいです
 島の漁師さんの家族も子ども連れで。華やかなお雛さまの前で記念撮影
 
 
 
【関連情報】
 『佐久島の雛まつり展』 開催のお知らせ
 
【同時期開催】
 佐久島アート・ピクニック 2010
 佐久島弘法プロジェクト2 『小川次郎×長岡勉』
 
■ 開催日 : 3月20日
          10:00〜18:00
■ 参加者数 : 150名
■ 開催場所 : 弁天サロン

 
 
春よ春よ
 
昨年に引続き季節の展示として「佐久島の土雛」が弁天サロンに華やかに飾られました。そうすると、やはり「雛まつり」のお祝いをしなければ……。本来なら一週間前の3月13日に予定していた佐久島の雛まつり会。しかし、開催2日前、東北各地を襲った地震と津波によって、三河湾にも津波警報が発令されました。
 
いつ解除されるかもわからない津波警報。何より日本中が悲しみに包まれる中、13日の雛まつり会は延期いたしました。佐久島では幸いなことに津波の被害はありませんでしたが、その後は客足も遠のき民宿にもキャンセルの電話が相次いだそうです。
 

けれど、佐久島では春の気配が日一日と大きくなり、花は咲き乱れ、少しずつお客さんも戻ってきました。この平穏に心から感謝しつつ、3月20日、1週間遅れで雛まつり会を開催いたしました。
 
伊賀まんじゅうのこと
 
雛まつり会では、弁天サロンを訪れたお客さまに、三河地方(愛知県東部)の伝統の雛菓子・伊賀まんじゅうをふるまいました。同じ愛知県でも尾張地方(愛知県西部)では「おこしもの」という全く別の雛菓子をいただくのです。
 
ウェブ検索したところ、日本各地に三河の伊賀まんじゅうとよく似たお菓子があるようです。広島にある日本いがもち研究所の調査によれば、呼び方も「いがもち」(広島・呉市、山形・蔵王、滋賀・愛知郡)、「えがらまんじゅう」(石川・輪島市)、「いがまんじゅう」(滋賀・蒲生郡、愛知・三河地方)、「ひなまんじゅう」(島根・松江市)などがあるようです。
 
佐久島のある愛知県・三河地方で呼ばれる「伊賀まんじゅう」の伊賀は、本来は「稲花」なのかもしれません。雛祭りの時に供えられる菱餅の三色には、白=長寿・子孫繁栄、赤=魔除け、緑=厄除け・健康の意味が込められていますが、伊賀まんじゅうに飾られたお米の色にも同じような意味があるのでしょう。
 
弁天サロンで伊賀まんじゅうを食べたお客様だけでなく、伊賀まんじゅうの三色パワーをたくさんの人に届けたい。そんな佐久島の雛まつり会でした。
 
(文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和)
 
 2010年度 年間スケジュール
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル
弁天サロンのお母さん役、管理人・相川さんも雛かざりの前で笑顔
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