三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2011 祭りとアートに出会う島
海を渡る蝶 アサギマダラ観察会 2011
写真リポート
アサギマダラの観察会は、まずアサギマダラの生態について学ぶことからスタートする
アサギマダラ研究25年の窪田先生によるわかりやすい講義。先生の標本コレクションでもお勉強
アサギマダラの大好物フジバカマは5分咲きくらい。観察場所に集まった参加者のみなさん
アサギマダラの通る森の小道へ向かう参加者たち 昆虫採集にナイスミドルも童心にかえる
関連情報
海を渡る蝶 アサギマダラ観察会 2011 開催のお知らせ
2011年度全記録
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海を渡る蝶アサギマダラ観察会
開催日時:2011年10月16日
10:00〜12:00
集合・講義場所:
弁天サロン・寄り合いの間
観察場所:
大山・キャンプセンター跡地
参加人数:16名
数年前にテレビで紹介されて以来、よく知られるようになったアサギマダラは、遠くは台湾から日本へ飛来する「渡りをする蝶」である。春には南から北へ、秋はその逆に、世代交代して渡りを繰り返すこの蝶の実態は、マーキングによって詳細がわかってきた。
佐久島でも10年程前に、今回の講師である愛知アサギマダラの会の窪田先生や島の小学生たちによってマーキングがおこなわれ、当時の小学生の捕獲した蝶が、南大東島で再捕獲された記録が残っている。その頃から、佐久島にアサギマダラが渡っていることはわかっていた。島内には、秋の渡りの季節にアサギマダラが好むツワブキが自生しているからだ。
4年前、島民による活性化のための組織「島を美しくつくる会」のメンバーによって、島の森の中にささやかなフジバカマの花畑がつくられた結果、たくさんのアサギマダラを観察できるようになった。翌年、第一回のアサギマダラ観察会を今回と同じ窪田先生にお願いして、アサギマダラを観察・マーキングすることができた。
今回の観察会は、まずアサギマダラの生態やマーキング方法について、窪田先生の講義が弁天サロンでおこなわれた。その後、捕獲網とマーキング表を持ってフジバカマの花が咲きはじめた大山キャンプセンター跡地へ移動。
アサギマダラが寄って来るように白いタオルをくるくる振り回すが、すぐには蝶の姿がみられず森林の中へ場所を変えると、そこには優雅にヒラヒラと舞う蝶の姿が。この日6人が捕獲に成功し、全部で9匹のアサギマダラを観察・マーキングすることができた。
昨年度ベンチの設置も済み、アートピクニックと弘法巡りのルートが交錯するこの場所は、10月から11月にかけての佐久島の名所として、今後も来島者にアピールし続けていきたい。
(文責:オフィスマッチングモウル
森田潤子)