三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2011 祭りとアートに出会う島
かしや餅づくりと大葉邸茶会 2011
写真リポート
佐久島の郷土菓子・かしや餅づくりに挑戦する観光客のみなさん。子どもたちも見よう見まねで
大葉邸での野立てのしつらえは島の大工さん担当 黒壁の家に赤い毛氈が鮮やかです。
島民のみなさんも毎年楽しみに来てくださいます 畳席では先生の指導で本格的なお作法で
ちょっとした緊張感が非日常体験を 観光客のお嬢さんたちも楽しそう
今年の大葉邸茶会全景。いつもの静謐な雰囲気とは異なり、和服姿の島民女性が華やかさを演出
関連情報
かしや餅づくりと大葉邸茶会 開催のお知らせ
2011年度全記録
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かしや餅づくりと大葉邸茶会
開催日:
2011年10月9日(日)
【かしや餅づくり】
10:00〜11:30
会場:弁天サロン
【大葉邸茶会】
13:00〜14:30
会場:大葉邸
参加人数:230名
2007年に第1回から好評のため毎年行われるようになった「大葉邸茶会」は今年で5回目の開催となる。午前中は弁天サロンでお茶会に出すお菓子「かしや餅」づくりを行った。
名前が「かしわ餅」と微妙に違い、素材も全部違う。皮の部分は小麦粉、餡は小豆ではなく空豆、葉っぱは柏ではなくサルトリイバラ(佐久島ではガンダチと呼ぶ)で、佐久島らしい素朴なお菓子である。「かしや餅づくり」は、島の女性たちがかしや餅づくりの準備と観光客の参加者への指導をしてくれ、午後のお茶会でふるまされる250個ほどのお菓子がつくられた。
お茶会は、佐久島アートを代表する作品「佐久島空家計画/大葉邸」の庭で、午後1時から2時半までの1時間半に渡って開催された。普段は静かな大葉邸の庭に、1時になると続々とお客さんがやってきた。そのほとんどは観光客で、大葉邸でのお茶会を楽しみに来てくれたそうである。
お茶会でお茶を点ててくれたのは、前年に引続き島の茶道教室の最年少で漁師をしているみさきさん。榊原先生は、訪れるお客さんたちに細やかな気遣いをしてお茶会全体をサポートしてくださった。茶道教室のメンバーは、みな艶やかな和服姿で、訪れる多くの観光客や島民をお茶とお菓子でもてなした。
会場は、畳を敷いて作られた茶席と庭をL字型に囲む椅子席が設けられた。畳の茶席では、客たちは正座して、榊原先生の指導にそった作法で少しかしこまってお茶をいただいた。椅子席はカジュアルな感じで、たくさんの若者グループや、島のお年寄りがお茶とお菓子を楽しんだ。
(文責:オフィスマッチングモウル
内藤美和)