三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2012 祭りとアートに出会う島
佐久島・端午の節句/鯉のぼりぬり絵会
写真リポート
端午の節句 展示風景
今年はちょっとゴージャス感を出すため、金屏風の前に飾ってみました。
島民が弁天サロンに寄贈した土人形をの中から端午の節句にふさわしい人形も選んで展示
鯉のぼりぬり絵
大人も子どもも童心にかえってぬり絵を楽しんだようです。いろんな鯉のぼりができました
関連情報
2012年度 年間スケジュール
2012年度 終了したアート&イベント記録
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佐久島・端午の節句
会期:
2012年4月14日〜5月6日
会場:弁天サロン・創作の間
会期中来場者数:約1,423名
2010年3月に佐久島島民が所有していた土人形の内裏雛を「佐久島の雛まつり展」として弁天サロンで展示したのをきっかけに、自宅にあった端午の節句飾りが島民から寄贈された。昨年初めてそれらを弁天サロンに展示し、端午の節句を祝う演出は好評を得た。
今年は昨年展示した甲冑飾りに加えて、同じく島民から寄贈された古い土人形も展示。かつて佐久島では、子どもが生まれると土人形を贈って誕生を祝う風習があり、女の子には雛人形、男の子には武者や金太郎などが贈られたそうだ。
現在は家庭で土人形が飾られることも少なくなったが、今回は軍人さんや金太郎といった端午の節句らしい人形を選んで展示した。また、飾りの後ろには金屏風も立て、昨年よりも一段と豪華な印象となった。素朴で味わいのある土人形やこの時期ならではの端午の節句飾りは、大型連休中に弁天サロンへ訪れた多くの観光客にも、島民にも好評であった。
佐久島・鯉のぼりぬり絵会
会期/会場:
2012年4月14日〜5月6日
弁天サロン・寄り合いの間
参加人数:280名
「佐久島・端午の節句」と同時期に、鯉のぼりのぬり絵を誰でも体験できる「鯉のぼりぬり絵会」を昨年に引き続き開催。弁天サロン・寄り合いの間に並べた机に、ぬり絵シートと色鉛筆や水性ペンをたくさん用意し、いつでも気軽にぬり絵が楽しめるようにした。
昨年は完成したぬり絵をギャラリーに展示し、会期後半には当初の展示場所だけでは収まりきらなくなり増設するほどの人気に。それらは会期後「佐久島の鯉のぼり BOOK 2011」としてファイルに綴って保管し、今年も閲覧してもらえるよう机に並べた。
今回はギャラリーで「佐久島遍路展」を開催中のため展示はせず、完成したぬり絵は旅の記念として持ち帰っていただいた。しかし弁天サロンに残していく人も多くおり、力作がいくつかあったのでそれらはまた「佐久島の鯉のぼりBOOK 2012」として保管することにした。
この企画は、あいにく雨が降ってしまった日でも、また、歩き疲れてしまった人でも、ゆったりのんびり楽しむことができ、観光客に大変喜ばれた。大人も童心に返って子どもと一緒に真剣な表情でオリジナルの鯉のぼりを完成させていた。
(文責:オフィスマッチングモウル
森田潤子)