三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2016 祭りとアートに出会う島
『海を渡る蝶 アサギマダラ観察会 2016』
写真リポート
アサギマダラの観察会、始まりますよ〜。 ぞくぞくと集まる参加者のみなさん
アサギマダラの生態や観察方法を説明します いざ、アサギマダラを求めて
日差しを避けて森の中で休んでいることが多いのです 捕まえたよ! やさしくね
森の中に向けて根気よく白いタオルを振ります フジバカマに集まるアサギマダラ
マーキングして記録を付けます 嬉しそう。君は捕獲網が似合うね
おにいちゃんといっしょに記念写真 今年はまずまずの観察ができました
関連情報
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イベント名称:海を渡る蝶
アサギマダラ観察会 2016
会場:キャンプセンター跡地
2016年10月22日(土)
10:00〜11:00
集合場所:西港渡船場
集合時間:10:00
参加者:18名
今年で8回目の開催となるアサギマダラの観察会を開催しました。観察を開始した2009年には、本当に多くのアサギマダラを観察することができたのですが、それ以降は観察日とアサギマダラの飛来日がずれることが多く、対自然の行事ならではの困難さを痛感していました。加えて、初年度に島民が植えてくれたフジバカマも徐々に少なくなり、季節のずれ以外にも環境整備が行き届かないなどの人為的な問題も解決できずに迎えた8年目の観察会です。
今年もまたアサギマダラをほとんど観察できないのではないかと心配でした。例年観測場所にしていた大山のキャンプセンター跡地にこだわらず、少しでも多く蝶が集まる場所を観察会の早朝、スタッフで島の各所をまわってアサギマダラを探しましたが、期待していたほどの状況ではなかったので、やはり大山で観察会を行うことにしました。
一色港を9時30分発の便が到着するのを西港渡船場で待ち、参加者を大山へ誘導。観察の手順をスタッフが説明し、各自に必要な道具(観察ノート、バインダー、筆記具、ものさし、捕獲網)を渡しました。説明を始めた時点で1頭のアサギマダラが飛来したので、ほんの少しだけほっとしたものです。
アサギマダラには、白いタオルを円を描くように降り回すと近づいてくる習性があるので、各自にタオルも渡しました。フジバカマが植えられているキャンプセンター跡地だけでなく、ハイキングコースや周辺の森の中にも入り、根気よくタオルを振るなどしていると、ぽつぽつとアサギマダラが姿を現てくれました。よかった。
今年は家族連れも何組かいましたが、参加した子供たちはほぼ全員アサギマダラを捕獲し、マーキングすることができました。初めて蝶を捕まえる子どももいて、最初は無邪気によろこんでいましたが、観察オートに雄雌やサイズなどを記録する姿は真剣そのものでした。
幸い、今年はそれなりの数のアサギマダラを観察することが出来てほっとしましたが、前述した自然と人為的な問題のどちらも解決策がない現在、今後も観察会を続けていく困難さを改めて感じています。
(文責:オフィスマッチングモウル
内藤美和)