アラスカでの1年間のレジデンスを経て、久しぶりに平田五郎が国内の展覧会に出品。作品は、ワックスによるインスタレーション。どこから来ているかわからないような光、不思議な空気感、この機会に体験してみてください。
　
展覧会名 ： 『素景 ―陳若冰 平田五郎 尹熙倉―』
会場 ： 資生堂ギャラリー
　　　　　 東京都中央区銀座 8-8-3　東京銀座資生堂ビル地下１階
　　　　　 TEL　03-3572-3901
会期 ： 10月27日（金）〜12月24日（日）
　　　　　 月曜休館／入場無料

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（C)青森県立美術館
縄文と現代〜
二つの時代をつなぐ『かたち』と『こころ』
開催日時 ： 2006年10月７日〜 12月10日(日)
　
会場 ： 青森県立美術館
青森市安田字近野185
お問い合わせ先電話： 017-783-3000
　
数千年の時を越えて出会う、縄文と現代の「表現」。その間、人の生き方や暮らしぶり、社会構造などは大きく変化しましたが、どんなに時を経ても変わらないものがあります。本展では、生きることの喜びや死の恐怖、超越的なものに対する畏怖の念、そして根源的な欲望といった人間の普遍性を、2つの時代の「表現」をとおして探ります。いにしえを振り返り、未来を指向するエネルギーに満ちた祝祭空間の出現です。「縄文」と「現代」が出会うことで生まれる、新しい美の世界を心ゆくまでお楽しみ下さい。（青森県立美術館ウェブサイトより）
小川信治は絵画作品、佐久島で野外作品を初めて発表した内藤礼はこちらでインスタレーションを展示。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（C)国立国際美術館
開催日時 ： 2006年
９月30日（土）〜12月24日（日）
　
会場 ： 国立国際美術館
〒530-0005
大阪市北区中之島４−２−55
お問い合わせ先電話： 06-4860-8600（ハローダイヤル）
　
開館時間 ： 10：00〜17：00／
金曜日は19:00　（入場は16：30まで）　
休館日 ： 月曜　（ただし10月９日（月・祝）は開館。10月10日（火）休館）
観覧料 ： 一般420円、大学生130円、高校生70円、中学生以下無料
　
主催 ： 国立国際美術館
協賛　：　（財）ダイキン工業現代美術振興財団
　
【関連行事】
作者と語る
10月21日（土）午後２時よりB2展示室にて　講師・小川信治
学芸員によるギャラリートーク
11月25日（土）午後２時よりB2展示室にて　講師・小川信治
子どものためのワークショップ　「無限風景画　―世界をつなごう」
11月４日（土）午後１時よりB1講堂にて　講師・小川信治（要申込み）
　
展覧会の詳細は こちら へ
　
胸をすくような超絶技巧による絵画作品で知られる小川信治の、待ちに待った国立国際美術館での個展がいよいよはじまります。『泰西名画、絵葉書、写真、浮世絵などを元に、人物や風景を消去／追加／置換して描き直すことで、複数の世界が互いに干渉するモアレとしての「世界像」を紡ぎ出します。「WITHOUT YOU」シリーズから新作「モアレの風景」まで、映像作品を含めた六つの「多世界」を紹介』（展覧会チラシより）される今展は、小川ファンならずとも見逃せない、期待を裏切らぬ驚きに満ちた展示となるに決まっているわけです。楽しみで指折り数える今日この頃なのでした。

越後妻有アートトリエンナーレで『星の木もれ陽プロジェクト』を展開している木村崇人。今度は山梨県立美術館ギャラリー・エコーにて、展覧会がスタートします。夏仕様室内型の木もれ陽ドームを体験しよう！
　
会場 ： 山梨県立美術館・ギャラリーエコー
　　　　　　〒400-0065 甲府市貢川1-4-27
　　　　　　TEL　055-228-3322
会期 ： ８月９日（水）〜10月29日（日）

開催日時 ： 2006年９月16日（土）〜24日（日）
　
会場 ： 岡崎市美術博物館
愛知県岡崎市高隆寺町峠１　岡崎中央総合公園内
お問い合わせ先電話： （0564）28-5000
　
開館時間 ： 午前10時〜午後６時／
土曜日は午前10時〜午後８時30分　（入場は閉館の30分前まで）　
休館日 ： 18日（月・祝）は開館、19日（火）が振りかえ休館となります
観覧料 ： 一般500円、中学生250円、岡崎市内の小中学生は無料（ただし観覧料は開催中の『アートに生きる､アートで元気！』のもの。無限風景画は美術館ホールに展示のため無料で鑑賞いただだけます）
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡崎市美術博物館　展示風景
岡崎市美術博物館で現在開催中の『アートに生きる､アートで元気！』展では、８月20日、アーティスト小川信治による子どもワークショップ 『無限風景画をつくろう！』が開催されました。ワークショップでは、何十枚もの国内外の風景写真を素材に、17名の子どもたちが「どこにもないイマジネーションの風景」を描きました。
　
その後、17枚の絵の間に１枚ずつ、小川信治が新たな風景を描き加えた「無限風景画」が、本日から24日まで美術館ホールに展示されます。右の写真（上）がその展示風景です。一見、ぐるりと円形に繋がった１枚の子どもたちの絵に見えますが、下の写真は左右を子どもたちの絵、真ん中が小川信治の絵、という３枚でなりたっているのです。わかりやすいように、写真上の紙の境目に青い印を付けました。
　
子どもたちは学年も、絵のタイプもまったく違いますが、それを小川ははじめから１枚の絵として描かれたように両側の子どもたちの絵のタッチを模写しながら風景をつなげています。実際、展示を見た人の多くが、最初から１枚の絵として描かれていたものだと勘違いしたほどです。さらに、小川信治の描いた部分には、アーティストが続けてきた「パーフェクトワールド」などの独自の世界観が盛り込まれており、まさに驚きと発見に満ちた画期的な作品が完成しました。 この展示は、今回は９月16日〜24日（月曜休）と短期間の展示となりますが、めまいがするような小川ワールドを見逃すことなかれ！　今すぐ岡崎市美術博物館へGo!!

いよいよ2006年７月23日（日）〜９月10日（日）までの50日間に渡るアートの祭典、越後妻有アートトリエンナーレがスタートしましたね。前回、ワークシップで参加した木村崇人が、今回は『星の木もれ陽プロジェクト』でにぎにぎしく登場します。
　
「夜の林に虫取り用の網を持って散歩し、星の木もれ陽を捕まえる…」といった楽しい作品らしいですよ。木村作品は会期中の金曜日、土曜日の夜８時から９時までのわずか一時間のみ見ることができる夢物語の世界なのだ！　会場はなかさと清津スキー場。
　
８月20日には新日曜美術館で越後妻有トリエンナーレが特集で放映される予定で、その中でこの作品もちらっと紹介されるというウワサです。期待のアーティスト、木村崇人の壮大な作品世界に会いに、この夏はみんなで新潟へＧｏ!!

あいち子ども芸術大学は、次代を担う子どもたちを対象に、第一線で活躍するアーティストとの交流をはじめ、優れた文化芸術に出会い、身近に親しむ機会を提供していくものです。県内の尾張・西三河・東三河の各地でさまざまな文化芸術体験講座（無料）を行います。オフィス・マッチング・モウルは、岡崎市（西三河）で開催される音楽・美術全13講座のうち、美術３講座の制作を担当します。
　
岡崎市の場合は、岡崎市美術博物館で夏休み中に開催される企画展 『アートに生きる、アートで元気！』 （2006.8.5〜9.24）の一環として、「語る（小川信治）、隠す（国島征二）、巡りあう（松陰浩之）」というテーマでワークショップをおこないます。また、ワークショップ終了後は、子どもたちがアーティストといっしょにつくった作品が美術館内に展示されます。「ワークショップって実際のところ何？」と謎に思っている方は、この機会に「単なる工作教室」とは違うその成果をご覧ください。
　
『レイヨグラムに挑戦！　カメラなしで、いろんなものを写しちゃえ！』
講師：松蔭浩之
開催日時：2006年８月６日（日）
会場：岡崎市美術博物館展示会場および工作室　　　定員：30名／参加費：無料
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（C)岡崎市美術博物館
『無限風景画をつくろう！』
講師：小川信治
開催日時：2006年８月20日（日）
会場：岡崎市美術博物館展
定員：20名／参加費：無料
　
『美術で秘密を閉じ込めよう！』
講師：国島征二
開催日時：2006年８月27日（日）
会場：岡崎市美術博物館展示会場および作家アトリエ
定員：20名／参加費：無料
　
※あいち子ども芸術大学で行うワークショップの参加対象は、愛知県内在住または愛知県内の小中学校に通う児童・生徒が対象です。 詳細はあいち子ども芸術大学の中のこちらから、上記３講座の詳細をダウンロードいただけます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（C)豊橋市
あいち子ども芸術大学の豊橋編。オフィス・マッチング・モウルは、豊橋市（東三河）で開催される連携講座全10講座の連携講座として、美術・音楽・映像４講座の企画・制作を担当します。
　
『“ガリバー・メガネ”で探検ツアー』
講師：木村崇人
開催日時：2006年８月10日（木）
会場：豊橋総合動植物公園　植物園ゾーン内管理棟
定員：30名／参加費：無料
　
『じぶんアニメーション』
講師：道下佳彦
開催日時：2006年８月11日（金）
会場：豊橋市役所13階講堂および豊橋公園
定員：30名／参加費：無料
　
『自然史博物館で恐竜をつくろう』　　　　　　　『地球のうたをうたおう』
講師：松岡徹　　　　　　　　　　　　　　　　　　　講師：谷崎テトラ
開催日時：2006年８月12日（土）　　　　　　　　　　開催日時：2006年８月12日（土）
会場：豊橋総合動植物園内　自然史博物館　　　会場：豊橋市公会堂
定員：30名／参加費：無料　　　　　　　　　　　　　 定員：50名／参加費：無料
　
※あいち子ども芸術大学で行うワークショップの参加対象は、愛知県内在住または愛知県内の小中学校に通う児童・生徒が対象です。 詳細はあいち子ども芸術大学の中のこちらとこちらから、上記４講座の詳細をダウンロードいただけます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（C)刈谷市美術館
開催日時 ： 2006年
７月22日（土）〜９月３日（日）
　
会場 ： 刈谷市美術館
〒448-0852
愛知県刈谷市住吉町４−５
電話 0566-23-1636
　
入場時間 ： 9：00〜17：00
　　　　　　　　　（入場は16：30まで）　
休館日 ： 月曜
入場料 ： 無料
　
主催 ： 刈谷市、刈谷市教育委員会、刈谷市美術館
　
展覧会の詳細は こちら へ
　
　
　
昨年、１年間のバルセロナ滞在を終えた後、おかざき世界子ども美術博物館での『バルーンアートの世界展』、佐久島での『佐久島のお庭』、返す刀で現在開催中の『佐久島のお庭　―夏雲奇峰の巻―』と、次々に話題の展覧会でパワー前回の松岡徹。この夏休み期間中は、愛知県にある刈谷市美術館で強烈なマツオカ・ワールドを展開する。名付けて『松岡徹展　カリヤファンタジー計画』、略して“カリファン”だ。
　
上写真のポスター（チラシも同デザイン）では、登場人物すべてを松岡が演じている。科学者、建設作業員、オタクのお兄さん、そして、渾身の女装までしてうら若き乙女まで熱演し、昭和の香りがプンプンする東宝怪獣映画ワールドを再現している。地方の公立美術館の企画展としては、ありえない感が充満しているぞ。さて、どんな展示を見せてくれるのだろうか？　隣り合わせた高浜市では『ガンダム展』（７月23日まで）なんかもやっちゃってることだし、オタクの方には夏の愛知（特に三河）へ聖地巡礼の旅をおススメしたい（嘘）。とまれ、松岡徹のニューワールドで、刈谷市（トヨタ自動車発祥の地だ。世界のオン・カワラもここで生まれたよ。ついでだがマッチングモウル内藤の生誕の地でもある）が、謎の宇宙人に侵略されてバーニング!?　行くしかないでしょう。