三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2011 祭りとアートに出会う島
西尾市・幡豆郡3町合併記念事業
コットンボールをつくろう
収穫祭・棉祖祭見学会
写真リポート
収穫祭
初めての棉づくりは、いまひとつ育ちきらない感じ。順調に育つともっとモフモフになります
収穫した棉からひとつずつ種を取り除きます 収穫した棉は全部でを集めてみました
もくもくと棉の種を取り除く作業中。育ちはいまひとつだったけど自分で育てたものは愛おしい
棉祖祭見学会
棉祖祭のお神輿はめずらしい舟形でした 正面のふたりは機械で棉と種をより分けています
種を外した棉を打ちます。ふかふかになります 打った綿を糸にします。興味深い作業工程
関連情報
コットンボールをつくろう その1 写真リポート
コットンボールをつくろう その2 写真リポート
ワークショップ コットンボールのアクセサリーをつくろう 写真リポート
2011年度全記録
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コットンボールをつくろう3
収穫祭
開催日:2011年10月16日 14:00〜15:30
会場:佐久島東渡船場隣の畑、
フラワーロード沿いの畑、
弁天サロン寄り合いの間
参加人数:7人
東渡船場横の綿の木は、9月頃から次々と、つぼみのような緑色の実が茶色になって、白いフワフワ(コットンボール)ができ始めた。それらは島の人が気づいたときに摘んでおいてくれた。しかしその後の台風15号などの影響もあり、収穫祭当日にはほとんど枯れてしまっていた。
またフラワーロード沿いの綿は、少し白い綿がついていたが、前日の雨で大部分が固く縮んでしまっていた。残念ながら、この日は収穫できた綿はほんの少し。
畑から弁天サロンへ移動し、ワークショップ参加者の一人が自宅で収穫した綿をたくさん持ってきてくれたので、その綿と島の人が摘んでおいてくれた綿を、次回のアクセサリー作りで使えるように、綿から種を取り出す作業をおこなうことにした。
作業を始めてみると、綿の種を手でひっぱって取り出すのは予想以上に力が必要で、時間もかかり、機械が発明されるまでの昔の人は、大変な思いをして綿をつくっていたことを作業した皆が実感した。綿についてあらためて考える機会となった。
コットンボールをつくろう番外編
棉祖祭見学会
開催日:2011年10月23日
14:00〜15:00
会場:西尾市・天竹神社
ワークショップの番外編として西尾市の天竹神社の「棉祖祭」を見学した。天竹神社は、日本で唯一棉の神様を御祭神としている。
言い伝えによると、799年に天竺(インド)人が当時矢作川河口であった現在の西尾市天竹町あたりに漂着し、持っていた綿の種をこの地に最初にまいたことから、木綿の発祥地とされている。
「棉祖祭」では、天竺人が小船で漂着した故事にのっとって「船みこし」が担がれ、その後昔ながらの道具を使った綿打ちの儀式がおこなわれた。
まず収穫された棉を種と棉に分ける「くり棉機」にかけられ、その棉を「カラ弓」といわれる道具で棉うちされ、最後は糸車に紡がれていった。古式ゆかしい綿打ちの儀式を見学した後は、見学者も昔ながらの綿打ち体験をさせてもらった。
(文責:オフィスマッチングモウル
森田潤子)