三河・佐久島アートプラン21 佐久島体験2001 祭りとアートに出会う島 八日講祭りとは?
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240年ほど前から伝えられる八日講祭りは、弓矢によって邪気を払い、無病息災を祈願する佐久島独特の奇祭です。祭りは島の信仰の中心である八劔神社で開催され、境内には邪気の象徴として「鬼」と書かれた八角凧が吊るされます。島の長老たちによってつくられた八角凧を、神事に続いて古式ゆかしい装束の二人の厄男が弓矢で射る――。その凧の骨を持ち帰ると一年を無病息災で過ごせると言われ、祭りを訪れた参拝者たちは、こぞって骨の奪い合いをします。 八日講は、佐久島に残るたくさんの祭りと同様に、ほんとうに古い歴史や風習を体験できる一見の価値ある伝統の祭りです。また、八日講祭りでは、三村三岳(山口県在住)による「猿回し」も披露され、祭りと伝統の大道芸の出会いも体験できます。 アートによる地域活性化事業としてスタートした「佐久島体験2001 祭りとアートに出会う島」は、これまで島に伝わる古い盆踊りや太鼓を主役に、夏は「弁天祭り」、秋には「太鼓祭り」が、アートや音楽をテーマに、たくさんの参加者を迎えてにぎやかに開催されました。 第三弾となる「八日講祭り」は、これまでと少し趣きを異にしたものになるでしょう。その昔、豪雪地方には、囲炉裏ばたで長い夜を語り明かして過ごす伝統がありました。雪に閉ざされ訪れる人もない静かな夜、古老の昔語りに耳を傾ける――。そんな穏やかな時間と空間を、八日講祭りの晩、「夜会」によって佐久島に再現します。 愛知県でも特に温暖といわれる佐久島です。雪にこそ閉ざされていません。しかし夜になると島と本土を結ぶ唯一の交通手段である町営の渡船も途絶え、島を訪れる人は誰もいなくなります。外界から隔絶した世界になるのです。現在、佐久島を訪れる客の目的の大部分を占めているのは海水浴や釣りですが、実は佐久島のもうひとつの魅力、あまり知られていない一面は、都会ではもう得られないおだやかな静けさでもあります。 「八日講祭り」と同時期に開催される松岡徹展「サクシマ劇場」とその関連行事では、佐久島に流れる静かな時間と空間を舞台に、訪れる人が、それぞれの想像力をはばたかせ、あたたかな思い出を持ち帰ることができる特別な一日を用意しました。 おだやかな冬の三河湾。「八日講祭り」へお越しください。佐久島体験が、あなたを待っています。 ●八日講祭り ⇒ ●八日講夜会・参加者募集のお知らせ ⇒ ●八日講祭り『猿回し/夜会』レポート ⇒ ●同時期開催 松岡徹展『サクシマ劇場』 ⇒ |
八日講の舞台は江戸時代に立てられた八劔神社 持ち帰ると無病息災といわれる凧の骨を夢中で取り合う子どもたち 普段は静かな八劔神社も祭りの折にはにぎわいに沸く |
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■2001年度全記録へ ■TO HOME ■主催・問い合わせ先: 幡豆郡一色町 ■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会 ■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル |
Photos Copyright © 2001 KOUMURA, Masayasu. |
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