三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2003 祭りとアートに出会う島
 
『太鼓祭り 2003』 写真リポート









 

 















楽器を持って集まった参加者と島民による「島の楽団」のみなさん

 
 
【関連情報】
 太鼓祭り 2003
 音楽ワークショップ 『島の楽団』参加者募集のお知らせ
 フォトグラファー・コームラの 佐久島4コマ劇場

 
【同時開催】
 『松岡徹展/どこか、おかしい。』
● 太鼓祭り2003 一日目
記録写真撮影:坂部友美
 
■ 開催日/2003年10月4日
  会場/西公民館
  来場者数/120名

ボランティア「佐久島応援団」/9名
音楽ボランティア/15名
 
佐久島太鼓を聴く
13:30〜14:00

 
まず、来場者を歓迎するのは、島民有志による歓迎の佐久島太鼓。大漁旗で彩られた会場に響き渡る太鼓の音色は、はじめて聴く人の度肝を抜いたようだ。若い人の早打ちの力強い演奏も大迫力だが、お年寄りの叙情的な演奏の味わい深さに驚かされる。ソロ演奏が基本の佐久島太鼓は、個性的なのが特徴。最近流行の和太鼓演奏とは違った魅力を体験できたはずだ。
 
 
 
音楽ワークショップ1 島の楽団
「とにかくやってみよう編」
14:00〜15:30

 
音楽ボランティア総勢15名によるフリーセッション。2年前の第一回から音楽ボランティアとして参加しているアマチュアのディジュリドゥ演奏グループは、島民にもすっかりおなじみ。「あの尺八みたいな、面白い楽器の人たちは今年も来るの?」と尋ねられるくらい。ディジュリドゥは、人の声に似ているためか、なんとも耳に心地よく、特別なメロディーがなくても、聴いていて飽きない楽器だ。そこに、ジャンベなどの打楽器などが加わる。楽器を持ち寄った参加者もフリーセッションに加わり、楽しいライブが繰り広げられた。
 
 
 
佐久島太鼓に挑戦
来場者が次々と佐久島太鼓に挑戦するコーナーをもうけた。写真左は、同日から佐久島でスタートした展覧会「どこか、おかしい。」のアーティストである松岡徹。太鼓名人の島民の手振りを真似ながら、基本中の基本である「しんぐるま」という曲に挑戦。横笛とこじめの囃子が付くのはいい気分。たくさんの人が挑戦した。
 
 
 
 
 
島の楽団・参加者ミニライブ
19:30〜21:00
会場/大浦海水浴場・管理棟
参加者数/30名

 
当日は強風のため浜辺での演奏を断念。海水浴場の管理棟2階ホールをお借りしてのミニ・ライブ。室内だったため、マイクなどの電源が取れた。ついでに、島民からドラムセットを借りて、使わせてもらう。音楽をまったりと楽しんだ1時間半だった。
 
 
 
● 太鼓祭り2003 二日目
記録写真撮影:香村聖文
 
■ 開催日/2003年10月5日
 
佐久島ソーラン
13:00〜13:15

 会場/大浦海水浴場
 来場者数/600名

 
今年は太鼓祭り2日目のスタートと、観光協会主催のイベント「歩け歩け 海原三里」のゴールが同じ時間と場所ということになり、例年にもましてにぎやかな大浦海水浴場。そこで、佐久島小・中学校の全校児童・生徒たちによる歓迎の佐久島ソーランが披露された。子どもたちの熱演に600名の観衆からは盛大な拍手が沸き起こった。
 
音楽ワークショップ2
島の楽団「さあ、くりだそう編」
13:00〜13:30
島の楽団/50名
練り歩き参加者/200名

 
大浦海水浴場から東渡船場まで、音楽ボランティアと楽器を持って集まった参加者による「島の楽団」の練り歩き。ハーメルンの笛吹きみたいに、たくさんの人たちが島の楽団の後に続いた。みんな楽しそうだった。
 
 
 
 
 
音楽ワークショップ3
民族楽器を体験しよう
13:30〜14:30
会場/佐久島漁協集荷場
参加者/50名

 
昨年秋、栗本百合子展の会場のひとつとなった佐久島漁協集荷場での民族楽器体験ワークショップ。会場は、渥美半島、知多半島から、遠くは紀伊半島まで望むことのできる絶好のロケーション。ものめずらしそうに民族楽器をのぞく来場者は、音楽ボランティアの親切なサポートではじめての演奏体験をした。
 
 
音楽ワークショップ3
佐久島太鼓を体験しよう
13:30〜14:30
会場/佐久島漁協集荷場
参加者/300名

 
集荷場で民族楽器体験をおこなっている同時刻、八劔神社では、佐久島太鼓の体験がおこなわれた。最初に、島民の模範演奏。その後、来場者による体験演奏となった。とにかく、たたいてみたい! 太鼓をたたきたくて太鼓祭りに来ました! という方の行列ができるほどの大人気。島民の指導によって、たくさんの人が体験した。どの演奏にも囃子方が付くわけだが、次から次の体験希望者の多さに、さすがに笛方は疲労困憊。少々休息の後、さらに多くの人が太鼓の体験をした。
 
 
 
 
合同セッション
15:00〜15:30

 
太鼓祭りの最後は、島民による佐久島太鼓と、音楽ボランティアと楽器を持ってかけつけた参加者による「島の楽団」の合同セッション。最初にディジュリデゥの演奏があり、そこにジャンベなどの打楽器が重なり、最後に佐久島太鼓の中でも高速演奏が特徴の「はやて」がなだれ込む迫力満点のセッションとなった。島民と、音楽を楽しむために島を訪れた参加者たちが、「音楽」という共通言語で、世代を越えた交流を楽しんだ一日となった。
 
 
 
 
 
 
島市/野点体験
13:30〜15:30

太鼓祭りでにぎわう八劔神社の境内では、島民による特産品の販売(干物や貝紫染めのハンカチなど)の「島市」と、お抹茶サービス(佐久島名物かしゃ餅付き)の「野点体験」があり、来場者をもてなした。

(文責: オフィス・マッチング・モウル 内藤)
 
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

八劔神社で野点体験。ボランティアたちも作法にならって…。
All Photos Copyright © KOUMURA, Masayasu. & SAKABE, Tomomi
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