三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2007 祭りとアートに出会う島
 
 
青木野枝ワークショップ
『鉄の動物をつくろう』 写真リポート 1
 
ワークショップは自己紹介から始まる  配られる鉄板。これが材料のすべて
 
鉄板に絵を描くための筆記具です    お題は“動物”。早速描き始めます
 
「溶断作業」のための準備。ヤケドをしないように青木さんが装着してくれます
  下書きはこんな感じになりました    鉄を切るためにバーナーから炎が!
ちょっと怖いけど青木さんがいっしょだから大丈夫。初めての溶断作業に挑戦
 
線に沿ってバーナーで鉄を切っていく  切り終えたらカナヅチで回りを取る
  熱いので水の入ったバケツでジュワ   ほら、上手に切れたよ、と青木さん
  次は余った部分を使ってさらに部品をつくろう! どんな風にしようかなぁ?
  部品は「溶接」でくっつけます。溶断よりも激しい火花に子どもたちも緊張
すごい作品ができたよ! みんな大喜び。青木さん、ありがとうございました
 

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【関連情報】
 青木野枝展 『空の水/佐久島』 開催のお知らせ
 青木野枝ワークショップ 『鉄の動物をつくろう』 写真リポート2
 青木野枝展 『空の水/佐久島』 写真リポート1
 青木野枝展 『空の水/佐久島』 写真リポート2
 
【同時期開催】
 佐久島アート・ピクニック 2007
■ 青木野枝ワークショップ
  『鉄の動物をつくろう』
■ 開催日時/
  2008年2月26日(日)

  9:00〜12:15
■ 参加者/13名
  (佐久島小学校全校児童)
■ 会場/
  大浦海水浴場管理棟ピロティ
■ 講師/青木野枝
■ アシスタント/中、板津
■ 協力/佐久島小学校の先生方、島を美しくつくる会のみなさん

 
 
鉄で動物をつくるんです
 

 
佐久島小学校全校児童13名。初めて会う、アーティストの青木野枝さんとまずはお互いに自己紹介です。「今日は鉄でみんなの好きな動物をつくりましょう」という青木さんの言葉に、ひとり一枚ずつ配られた鉄板には、次々といろいろな動物が描かれていきました。
 
下書きが完成すると次は下書きに沿って鉄をバーナーの炎で切っていく「溶断」作業をおこないます。てぬぐいで頭を覆い、革の手袋、革のエプロンをして、強烈な光から目を守る射光ゴーグルを身につけます。青木さんが手伝ってくれました。
 

 
さて、いよいよ溶断開始。バーナーを線に沿って動かすと、ゆっくりゆっくり鉄が切れていきます。子どもたちは初めてなので、青木さんが手を添えていっしょに切ってくれます。炎のパワーってすごい! 固い鉄がどんどん動物のかたちに切れていくのです。
 
女の子でも大丈夫
 
低学年の女の子の中には、先に溶断作業に挑戦している友達を見ると体を固くして「怖い……」と他の人の後ろに隠れてしまう子もいました。「大丈夫だよ、青木さんがいっしょにやってくれるから。青木さんだって女の人だよ」というと、若干ひきつりながらもけなげにうなづいていました。がんばれ!
 
動物のかたちを切り終わると、カナヅチでまわりの余分なところをたたき落とします。かわいい動物が出現しました。炎で熱くなっているので、水を張ったバケツに入れます。ジュワ〜という音と湯気が立ち上ります。メインの動物はこれで完成です。
 

 
次の作業は、切り出した周りの部分を使って、動物につける部品をつくります。ウサギにリボンを付けたり、猫にヒゲを付けたりする子どももあれば、草をつくって環境を作る子どももいます。イメージはどんどん広がるみたいです。
 
部品も動物と同じように溶断した後、今度は動物と部品を溶接します。溶接は溶断よりもさらに激しい火花が飛び散ります。でも、子どもたちは少し慣れたみたい。慣れた、というよりも、イメージがどんどんかたちになっていくのが楽しそうでした。
 

 
初めての溶断・溶接作業は、このワークショップがなかったら一生経験することはなかったかもしれないできごとです。出来上がった作品を、友達同士で見せ合う子どもたちは、なんだかとっても達成感にあふれていました。やったね!
 
(文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和)
 2007年度全記録
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

燃えるペンギン。幻想的だ
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