三河・佐久島アートプラン21 佐久島体験2009 祭りとアートに出会う島 『佐久島大学2 佐久島ボランティア考』
写真リポート
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【ボランティアとは?】 ボランティア(英:volunteer)とは、古典的な定義に基づくならば自発性、無償性、利他性に基づく活動、またはそれに携わる人のことである。しかし近年ではこうした定義への再検討が加えられている。無償性に関しては、有償ボランティアという存在が出現し受け入れられていることで、ボランティアの定義から外れつつある。 一方、先駆性、補完性、自己実現性といった新たな概念がボランティア活動の特徴として指摘されるようになっている。先駆性とは、ボランティア活動が既存の社会システム中に存在しない役割を担うことが多いということから指摘されるもので、こうした先駆性を持つ存在をチェンジエージェントと呼ぶ。補完性とは、既存の行政システムでは対応しきれないニーズを満たす性質のことである。自己実現性とは、ボランティア活動がそれに参加する個人の自己実現の場の役割を果たす性質に注目した概念である。 日本では奉仕活動の同義語、無償労働の意でボランティアという語を用いる場合もある。 日本では古くより五人組・町内会・自治会・消防団など地縁・血縁によって強固に結びついた相互扶助の慣習があったため、外部からのボランティアを広く呼びかけ受け入れる仕組みや必要性は少なかった。また地域では民生委員など無給で社会奉仕活動を行う制度が以前から構築されてきた。 しかし財政の悪化から行政コストの一層の低減が叫ばれ、一方では都市化・核家族化による人口の隔たり・流動化が起きているため、有事の対応が迅速かつ的確に行える仕組みを維持することが困難になってきた。ボランティアは上記の状況を改善する新たな相互扶助の仕組みとしても注目されている。 出典 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 【関連情報】 ● 『佐久島大学1〜3』 開催のお知らせ 【同時期開催】 ● 佐久島アート・ピクニック 2009 |
■ 開催日時/
7月5日(日) 14:00〜16:00 ■ 会場/ 弁天サロン・寄り合いの間 ■ 講師/島を美しくつくる会 松岡徹(アーティスト) ■ 司会/内藤美和 (オフィスマッチングモウル) ■ 参加者人数/13名 ● 佐久島でのボランティアの現状 佐久島では、これまで多くのボランティアがさまざまな催しに参加してきました。今回の「佐久島大学2 佐久島ボランティア考」では、現状の問題点を踏まえ、島とボランティアの新しい、そしてよりよい関係性を構築するために企画されました。 アート・プロジェクトでは、アーティストの制作サポートというかたちの他に、アートの視点を組み込んだ祭のサポートでもボランティアが参加しています。まず、これまでプロジェクトでおこなわれた佐久島でのボランティアが関係する事業について参加者のみなさんへ状況を説明しました。 引き続き、アーティスト・松岡徹さんから、制作サポートに参加するボランティアたちの年齢層やボランティア情報がどのように発信されてきたか、また具体的なサポート内容、いくつかの問題点についてお話いただきました。 次に、島民による活性化のための組織「島を美しくつくる会」のメンバーである水谷さんから、島民によるボランティアとの協働事業について、現状と問題点を挙げてもらいました。 そして、講座に来てくれた学生や社会人など若い世代の参加者に、どうすればボランティアに参加しやすいか、その情報発信の仕方やネットワークづくりに関して、とても参考になるご意見をいただきました。 ボランティアを単純に「安価な労働力」と考えるのは間違っているでしょう。同時に、「お客さま」扱いして過剰なサービスを提供し、それが負担になっていまえば長続きはしないでしょう。助けてもらうこと、また助けること、それがどちらの側にも精神的に充足感を与えるような関係を佐久島では目指していくべきではないでしょうか? そのための貴重な意見交換の場づくりができました。 (文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和) アート/制作をサポートするボランティア(松岡徹 佐久島のお庭) 島/島の景観づくり活動に参加するボランティア(大島 梅園整備) アート&島/50年間途絶えた祭が復活。山車はアーティストとボランティアが制作(伊勢音頭と祭船引き) |
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■ 2009年度 全記録 ■ TO HOME ■主催: 幡豆郡一色町 ■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会 ■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル |
終了後にも参加者と情報交換する |
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