三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2016 祭りとアートに出会う島
松岡徹ワークショップ
『モザイクタイルのベンチをつくろう!』
写真リポート
まだまだ暑い9月末の野外ワークショップ いろんな色があるよ、モザイクタイル
講師の松岡さんから下地の作り方の説明 セメントは直接触らずゴム手袋を
土台にセメントを塗りつけていきます 新聞紙の上で模様の下書き
セメントの上にタイルを置いてトントントン 各自無言。無心。
広いお庭のあちこちで作業が進む 家族でチームになって作業します
小さな子どももちゃんと出来るよ 完成! かわいく出来た家族の記念
ふたり掛けベンチ完成! こちらはひとり掛けがふたつ並んでいい眺め
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ワークショップ
『モザイクタイルのベンチをつくろう!』
会場:弁天サロン寄り合いの間
2016年9月25日(日)
13:00〜15:00
講師:松岡徹
参加人数:20名
10月1日(土)からスタートする松岡徹の展覧会
『佐久島のお庭と王様のイスと北のテーブル』
公開に先駆け、再制作された「佐久島のお庭」を訪れた人たちにくつろいでもらうためのベンチ制作のワークショップを行いました。ワークショップでモザイクタイルを貼れるように、松岡徹が事前に10個ほどの小さなイスやベンチを制作しています。
ワークショップでは、まず松岡から作業の手順についての説明が、見本を示しながら行なわれました。ベースになるセメントをこねる作業は松岡とボランティアの大学生たちが行い、モザイクタイルは色ごとに並べたものを自由に選ぶことができます。
ワークショップの参加者は、家族連れや友達同士が多かったので、人数の多い集団にはふたり掛けのベンチを、一人、または二人で参加した人にはひとり掛けのタイプを担当してもらった。最初に「キャラクターの絵を描かない(ピカチューとかドラえもんなどの)」ことと「自分の名前を書かない」という縛りはつけました。
タイルはまず、「下書き」として新聞紙の上に並べてみます。「もう少しタイルが多くてもいいよね」とか「ここに黄色を入れるといいんじゃない?」など、各グループでデザインを決定してから実際に貼り付けていきます。
実際の作業は、土台になるイス、あるいはベンチの表面に、ゴム手袋をした手でセメントを置くようにして貼り付けていくことからスタート。その後、表面を鏝(コテ)できれいにならし、下書きと同じようにモザイクタイルを並べていきます。
セメントの上に乗せられたモザイクタイルの表面を、指で小刻みにトントン叩いていくと、セメントが液状化現象を起こして、力を入れなくてもタイルがセメントに沈んでいきます。「地震の時の液状化現象と同じだよ」などと子どもに説明する大人たち。理科の実験みたいですね。
子どもたちは息を詰めて真剣な表情でモザイクタイルの表面をトントンと叩いているうちに、少しずつ力の入れ方などのコツもつかめていくし、なによりそれを繰り返すことで、着実に模様が完成に近づいて行くのを実感できるのは楽しいことです。
2時間のワークショップの終了後は、「佐久島のお庭」に色鮮やかで可愛らしいベンチがいくつも完成し、それぞれ出来上がりの写真を撮ったり、並んで記念撮影をしました。
参加者のみなさんには、自分たちで模様を描いたこのベンチに、いまからどれだけたくさんの人が座ってここで時間を過ごすか、想像してみて欲しい、何年後にまた「佐久島のお庭」を訪れて、きっとまだそこにあるベンチに腰を下ろしてみてほしいと強く思いました。
文責:オフィスマッチングモウル 内藤美和