三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2016 祭りとアートに出会う島
『佐久島・端午の節句』
写真リポート
今年、改めて制作年代がわかった島民から寄贈された端午の節句飾り。79年前のものでした。
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佐久島・端午の節句
会場:弁天サロン創作の間
2016年4月19日(火)
〜5月6日(金)
毎年恒例の『佐久島・端午の節句』では、2〜3月に開催する『佐久島の雛祭り展』同様、島民から寄贈された古い節句飾りを展示している。例年通り展示を済ませた数日後、インターネットである記事を見つけた。それは苫小牧民報社のウェブ版の記事で、タイトルは
『大正から昭和にかけての端午の節句の飾り物 本間さん夫妻、市美術博物館に寄贈』
(2016.4.20)とあった。記事に掲載されている2枚の写真を見てすぐに思ったのは、「あれ? これ佐久島で展示している節句飾りと似ているな」ということ。
記事中の写真が小さくて分かりづらいが、真ん中の鎧甲のとそれが置かれている木製の箱、室内用の鯉のぼりや、紙で作られたであろう菖蒲やちまきなどもよく似ている。サイズはほぼ同じだ。比較的わかりやすい室内用鯉のぼりの写真を見ると、細かいデザインは違うようだが構造やサイズはよく似ている。
苫小牧の物は1921〜31年くらいのものが中心のようだ。もしかしたら佐久島のものも近い時代のものかもしれない。不覚にも佐久島の節句飾りはもっと新しい時代(戦後)のものだと思い込んでいたのだ。改めて島の人に節句飾りの持ち主のことを尋ねると、「昭和12(1937)年生まれで誕生祝いに横浜の親戚から贈られたと聞いた」とのことであった。
節句飾りの一部は後年、多分子どもの為に買い足したものだろう。ちなみに写真手前の金太郎や軍人さんの土人形も戦前のものだが、こちらは地元愛知製である。
(文責:オフィスマッチングモウル 内藤美和)