三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2017 祭りとアートに出会う島
荒木由香里 『星を想う場所』
写真リポート1 [作品]
撮影:尾崎芳弘[DARUMA]
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関連情報
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荒木由香里『星を想う場所』
会場:高千谷海岸
会期:2017年6月24日(土)
〜9月3日(日)
引き寄せられたものたち
2011年、佐久島で開催された愛知県主催のあいちアートプログラムの荒木由香里展のために制作された『星を想う椅子』が期間限定で新谷海岸に展示された。たいへん好評だったが、過酷な環境の浜辺だったため、2012年に高千谷海岸に移設し、佐久島アート・ピクニックの常設展示作品として2016年まで5年間、定期的にメンテナンスしながら公開が続けられた。
元々、あいちアートプログラムの展覧会用に制作されたもので、長期間の展示を想定していなかった作品だったため、5年の展示期間を経てメンテナンスでは間に合わないほど劣化してしまったことから、本年、高千谷海岸の全作品があった場所に、新しい作品が制作されることになる。その作品が本作、『星を想う場所』だ。
作品は前作同様に佐久島の浜辺で広い集めたシーグラスや小石、森で拾った木の実や、島民から譲り受けた古いランプやバイクや車のバックミラー、そして、荒木自身が集めたさまざまな小物が素材として使われ、それらが樹脂の中に封じ込められている。
鑑賞者は井戸をのぞきこむように、また望遠鏡で夜空を眺めるように、荒木の紡ぎだす宇宙を見る。遠くの星、近くの星、明るく輝くもの、ぼんやりと暗いもの――。作品の側面の明かり取りの穴から差し込む光が、季節や時間によって異なる景色を見せてくれる。
写真リポート 2ヘ 続く