三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2009 祭りとアートに出会う島
 
 
『佐久島大学1 佐久島の古墳』
写真リポート
 
荒井さん制作手元資料とプロジェクター画像で視覚的な理解を深める参加者
荒井さんお仕事紹介。深溝松平家墓所から小判がザクザクの写真にびっくり
 
歴史大好き少女はすごく勉強してた   崇運寺にも歴史的な遺物がたくさん
 
これが山の神塚古墳。石棺もあります  古墳の制作工程を聴く参加者たち
参加者は親子や島のお年寄り、観光客も。歴史を学ぶってすごく楽しいね!
 
 
【関連情報】
 『佐久島大学1〜3』 開催のお知らせ
 
【同時期開催】
 佐久島アート・ピクニック 2009
■ 開催日時/
  6月28日(日)
 14:00〜16:30
■ 会場/
  弁天サロン・寄り合いの間
  山の神塚古墳

■ 講師/荒井信貴
  (岡崎市美術博物館副館長)
■ 参加者人数/22名
 
 
佐久島の歴史を学ぶ
 
2009年度の三河・佐久島アートプラン21では、より楽しい佐久島体験のために、歴史、自然、ボランティアなどをテーマに『佐久島大学』を開催する運びとなりました。その第一弾として、開催されたのが「佐久島の古墳」。
 
現在、佐久島には古墳時代(5〜6世紀)の古墳5ヶ所が整備されていつでも見学できます。でも当時の人びとの暮らしなど、まだまだ知らないことがいっぱいです。そこで、考古学の専門家である岡崎市美術博物館・副館長の荒井信貴さんを講師にお招きして、島内の古墳を見学しながら古代の佐久島について学びました。
 
はじめに弁天サロンにてスライドレクチャー。自己紹介もかねて、荒井さんの最近の発掘調査のお仕事の紹介。佐久島からも近い幸田町・本光寺にある深溝松平家の墓所から、大量の小判や西洋製のグラスや銀製ポットなどさまざまな副葬品が発見された時の写真なども見せていただきました。
 
古墳時代の近畿、中部各地の古墳の特徴から、佐久島は海を経由してさまざまな文化が伝わっていることなどを、図解によって解説。まだ未調査の部分が多い佐久島の古墳群は、1967年の調査では46基が確認されているので、今後の調査によって、いろいろと興味深い島や三河湾沿岸の歴史がわかるかも!? というロマンあふれるお話でした。
 
実際の古墳まで歩いて行く途中、崇運寺の墓所では荒井さんがさっそく「戦国時代の特徴的な五輪塔」を発見。佐久島には過去への扉がたくさんあることを再認識。わくわくしますね。
 
横穴式円墳の山の神塚古墳の前で、古墳の特徴などのお話。実物を前の説明で古墳の制作工程がとてもよくわかりました。初めての佐久島大学では、ものすごく歴史好きな小学生の女の子からが荒井さんが質問攻めにされたりと、歴史へ熱い気持ちが満ちていて、とても充実した内容になりました。好奇心が佐久島体験をもっと楽しくする、もっと楽しくなりたいからさらに知りたい、そんな気持ちで聴講を終えた佐久島大学でした。
 
(文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和)
 2009年度 年間スケジュール
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■主催: 幡豆郡一色町
■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル

古墳の中には入れませんが、外からのぞくことはできます
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