三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2015 祭りとアートに出会う島
松岡徹ワークショップ
写真リポート
家族連れ、仲良しグループなど、まだまだ暑い中集まってくれた参加者の皆さんと松岡徹
飛び石の枠と土台はあらかじめ作ってあり、そこにモルタル(セメント+砂)を流し込みます
モルタルの上に並べるモザイクタイル選び。たくさん色があって選ぶのも楽しいね。迷っちゃう
モルタルの上にタイルで好きな模様を置いていきます。後は軽く叩いて液状化させるのです
皆さんが模様を描いた飛び石を渡って、これからたくさんの人がひだまり庵を訪れます
この子どもたちが大人になっても、今日描いた模様がきっとまた彼らを迎えてくれるでしょう
佐久島の夏の強い日差しの中、たくさんのかわいい飛び石が完成してワークショップ終了!
関連情報
松岡徹『ひだまり庵』 開催のお知らせ
松岡徹『ひだまり庵』 写真リポート1
松岡徹『ひだまり庵』 写真リポート2
同時開催
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2015年度年間スケジュール
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松岡徹ワークショップ
講師:松岡徹
会場:ひだまりの広場
2015年8月29日(土)
13:00〜15:00
参加人数:20人
ひだまり庵への小径をつくる
佐久島の厳しい夏の暑さが残る中、ハイキングコース上の
ひだまりの広場
にワークショップ参加者たちが集った。今回のワークショップでは、1週間後にオープンする新しい佐久島アート
『ひだまり庵』
へ人々を導く「飛び石」に、モザイクタイルを用いて自由な模様を描く。
飛び石の土台は既に作られていて、土台の上に新たなモルタルが流し込まれる。松岡徹によってなめらかにされた表面に、
『ひだまり庵』
でも使用したモザイクタイルを使って自由な模様を描いていく。模様は芝生の上にあらかじめ下書きし、モルタル上にそれを移していった。
モルタルの表面にそっとタイルを置く。モルタルは固いので指で押し込んでも均等に沈んでいかない。そこでタイルの表面を、指や他のものを使って小刻みにトントンと叩き続けるとあら不思議、モルタルに含まれた水分が飛び石の表面に浮き上がり、逆にタイルが沈み込む。液状化現象の実験みたいだ。
飛び石表面の模様は、モザイクタイルの他に丹梨海岸で拾って来た丸い小石も材料にした。タイルや石を絵の具代わりにして描かれた模様は、かわいらしく楽しげだ。
『ひだまり庵』
の緻密さとは異なり、それはずっと素朴だ。
ワークショップの参加者たちによって描かれた鮮やかな色と形が飛び石の表面を彩り、広場の入口からひだまり庵のある丘の上へゆるやかなカーブを描きながら続いている。
これからこの場所を訪れるたくさんの人たちは、飛び石を渡って、或いは飛んで、森の中のこの小さな公園を行き来することになる。飛び石の小径はこの先何年経っても、子どもたちが大人になっても、この場所で来訪者たちの足取りを軽くさせるだろう。そんな場所を、みんなでつくりあげた一日。
(文責:オフィスマッチングモウル 内藤美和)