三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2015 祭りとアートに出会う島
松岡徹『ひだまり庵』
写真リポート1
ワークショップ参加者がモザイクタイルで描いた飛び石を飛んでさあ、行こう!
最初の飛び石にはタイルで「HIDAMARIAN」の文字。飛び石の道は丘の上で二手に分かれる。
左に向かう飛び石の小径は丘の頂上のふたつのベンチに向かう。ふたつのベンチもタイル張り。
ふたつのモザイクタイルのベンチはひだまりの広場の入口にもある。かわいいでしょ?
右に向かう飛び石の小径は、内側全てをモザイクタイルで埋め尽くされた東屋「ひだまり庵」へ。
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関連情報
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2015年度年間スケジュール
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展覧会名称:
松岡徹『ひだまり庵』
会場:ひだまりの広場
会期:
2015年9月5日〜11月29日
展覧会終了後は常設作品になります
森の中へ行こう 秘密の場所へ
佐久島を訪れるなら、知らない風景を見つけに行こう。佐久島にも森がある。その森を抜ける道は、木々の間に時折海面のきらめきがのぞき、打ち寄せる波の音や海鳥の声が聞こえてくる道だ。島の東西を貫くその森の道「ハイキングコース(別名ツバキロード)」上にある3つの小さな広場のひとつ「ひだまりの広場」が生まれ変わった。
「ひだまりの広場」は昭和50年代に作られてからおよそ35年が過ぎた古ぼけた公園だった。名前の通り、森の中にぽっかりと開けたひだまりの空間に、どこにでもあるコンクリート製の擬木で作られたじめじめして暗い東屋がなだらかな丘の上にあり、丘の上と下にそれぞれふたつずつ、やはり擬木で作られた薄汚れたベンチが置かれていた。海沿いのにぎわいが嘘のような静けさの中、たまに訪れる人も長くは留まらない場所だった。
松岡徹は「ひだまりの広場」のなだらかな斜面に飛び石で小径を作った。飛び石の表面はワークショップの参加者たちが思い思いの絵をモザイクタイルで描いている。飛び石があるだけで、そこをスキップしていきたい気分になるから不思議だ。小径は蛇行しながら丘の上で二手に分かれる。
小径を左に行けば、明るい広場を見渡す場所にあるふたつのベンチにたどり着く。モザイクタイルで覆われたそれらは、けれど冷たい印象はない。思わず腰掛けてみたくなる。そして小径を右に進むと、この広場の中核をなす東屋「ひだまり庵」に至るのだ。ひだまりの広場は小径の存在によって、新たな視界を与えられることになる。
写真リポート2へ続く
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