三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2016 祭りとアートに出会う島
佐久島弘法100周年記念写真展
たないりほ『弘法みちさんぽ』
写真リポート3[作品]
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佐久島弘法100周年記念写真展
たないりほ『弘法みちさんぽ』
会場:弁天サロンギャラリー
会期:2016年4月23日(土)
〜7月3日(日)
月曜休館 9:00〜17:00
そして今年、佐久島弘法は大正5(1916)年の創設からから100年目を迎えた。三河・佐久島アートプラン21では、佐久島弘法のメンテナンスや周辺整備を行いながら、「佐久島弘法道を歩く」という体験に関わるチャレンジを新たに始めたいと考えている。その第一歩、100年目の最初の試みが、フォトグラファー・ たないりほ による写真展『弘法みちさんぽ』だ。
本展は、アート・プロジェクトのプログラムに佐久島弘法が登場し、いくつかのプロジェクトを経て八十八ヶ所弘法巡りの復活という14年の取り組み後に迎えた100周年記念の展覧会であり、個展では初の写真展でもある。
展覧会のタイトル通り展示された作品の被写体は、たないりほが何度も歩いた佐久島弘法道で出会ったさまざまな風景、人、花、猫が写し撮られている。弘法の祠そのものの写真は少ないが、実際に弘法道を歩いてみれば、誰もが同じように弘法の祠以外の多くの出会いを楽しむだろうその発見の楽しさに満ちていた作品であり展覧会となった。
作品、展示によってはクールな印象となる弁天サロンギャラリーの真っ白な空間は、たないりほが選んだ多種多様な額縁に縁どられた展示で、不思議にやさしくおだやかな空間へと変容し、友人の家を訪れて思い出の写真を眺めるような、そんなくつろいだ雰囲気になる。
一枚一枚の写真からあふれる暖かい空気や静かな時間を眺めていると、ともすればバタバタと過ごしてしまいがちの島歩きで見落としてしまうもののかたちがそこにあるように思えてくる。自転車で急いで行き過ぎるのでは体験できない、のんびり歩いたり立ち止まったりすることで見つかる特別な時間を、『弘法みちさんぽ』が気付かせてくれた。佐久島の弘法道は、ゆるやかにおだやかに過ごすのが似合う、そんなさんぽ道である。
文責:内藤美和(オフィスマッチングモウル)