三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2019 祭りとアートに出会う島
『白いおひるねハウス』
写真リポート
撮影:香村聖文
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南川祐輝
『白いおひるねハウス』
会期:2019年11月12日(火)〜12月8日(日)
会場:弁天サロン・中庭
2016年に
『食と芸術の祭典 ニシオンナーレ 佐久島会場』
が開催されました。イベント本体は本土側の西尾市内各所で行われましたが、佐久島でも一部イベントや展覧会が行われています。その際、お茶会の会場として制作されたのが「おひるねハウス」、「イーストハウス」の設計者である南川祐輝による
白いおひるねハウス
です。
「白いおひるねハウス」は、組み立て式、移動可の茶室です。細長い空間に仕切られた入り口の二部屋にはベンチが置かれ、そこで西尾市の特産品である抹茶がふるまわれます。奥には二畳分の赤い毛氈が敷き詰められた空間があり、そちらは座敷のように靴を脱いであがります。
手前二つの空間は、摺りガラスのような薄いプラスチックが格子状の壁に障子のように張られていて、最奥の間の窓からだけ、外の景色を眺めることができます。室内は摺りガラス状の壁や天井からの光が柔らかく注いでいて、明るく輝く内部は、外とは別の空気が満ちていました。この光に包まれるような体験が、この作品の特徴です。
2016年のニシオンナーレでは2日間だけの展示でしたが、今回は毎年開催される
佐久島茶会
の時期に合わせて、1ヶ月近い期間、弁天サロンの中庭に展示。展示の最終日である12月8日には、佐久島茶会に訪れた人たちが、白いおひるねハウスの中で美味しい抹茶と特別な空間を楽しみました。
(文責:オフィスマッチングモウル 内藤美和)