三河・佐久島アートプラン21
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『弘法道ウォーキング大会 2019』
 写真リポート


 



 



 



 

 

 


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『弘法道ウォーキング大会 2019』
開催日:
2019年4月25日(木)
集合場所 : 佐久島西渡船場
集合時間 : 10:00
参加人数:6名

 佐久島でアート・プロジェクトがスタートしたのは2001年。当初からプロジェクトでは佐久島弘法に着目し、翌2002年から、その魅力を伝えるため島内行事としてPRしたり、島民といっしょに弘法まつりの日に祠巡りを行っていました。2012年からは、現行の『弘法道ウォーキング大会』として弘法まつり当日に来島者に島の自然や歴史を堪能してもらう散策を続け、今年は8回目の開催です。



 『弘法道ウォーキング大会』は弘法大師の御命日である旧暦3月21日に行われるので、今年は平日の4月25日になりました。あいにく天気予報は雨。佐久島での野外行事は天気予報を見て参加を決める方が多いので、今回は少人数の参加で回ることになりましたが、ありがたいことに午前中は曇りでした。

 佐久島弘法は、元々四国の八十八ヶ所巡りの写し霊場として、1916年(大正5年)につくられました。戦前、弘法さんの御命日には島外からも多くの人が訪れ、島中の弘法さんの祠をお参りし、阿弥陀寺の宿坊に泊まって島観光も併せて楽しんだそうです。それは、現在、島外から訪れた人たちがアート作品を巡って島中を歩く姿に少し似ていますね。100年という年月を経て、弘法の祠はいくつも壊れ、失われていましたが、2009年から3年をかけて建築家、建築学生により祠の建造やリノベーションが行われ、現在は88ヶ所の弘法巡りを年間を通して体験することができるようになりました。



 佐久島弘法は島中に点在していますが、大きく分けると4つのエリアになります。西地区の黒壁集落弘法道、大山、秋葉山、富士山のそれぞれに弘法の祠が集中しています。ウォーキング大会のスタート地点からゴールの筒島まで全長約7.5km。ルート上の風景は、迷路のような黒壁集落から海岸通り、そして山道と次々に変化し飽きさせません。
 

 『弘法道ウォーキング大会』は、毎回西港渡船場がスタート地点。そこから崇運寺を経て西地区の黒壁集落弘法道を巡ります。崇運寺や集落内の祠では「お接待」が行われ、弘法巡りの人たちにお菓子などがふるまわれるのです。スタート地点から黒壁集落の祠を巡るとおよそ1km、約20分の道のりとなります。



 黒壁集落を出て、次は白浜海岸へ。海岸沿いにある建築家・小川次郎が設計した祠 コウボウノコシカケ を経由して、たくさんの祠がある大山弘法道へ。ここには、みかんぐみの加茂紀和子が設計した ほりぞん や 建築学科で学ぶ学生たちがリノベーションに取り組んだ祠 が、昔ながらのレンガ造りの祠と並んでいます。アート・プロジェクトと伝統の佐久島弘法のコラボレーションです。

 スタート地点から2.5km、大山弘法道を出てクラインガルテンまでたどり着いた頃には本格的に雨が降り出しました。ここから先の急な坂道を雨の中歩くのはたいへんなので、今年の弘法巡りはここで終了といたしました。来年は晴れますように。

(文責:オフィスマッチングモウル     内藤美和)
■主催:西尾市
■共催:佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作:有限会社オフィス・マッチング・モウル

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