三河・佐久島アートプラン21 佐久島体験2002 祭りとアートに出会う島 七福2002 展 写真リポート 7
松蔭浩之
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【作家別 写真リポート】 1 小川信治 作品へ 2 栗本百合子 作品へ 3 竹内忍 作品へ 4 中川佳宣 作品へ 5 平田五郎 作品へ 6 松岡徹 作品へ 【関連情報】 ● 『七福2002 展』 ● オープニング特別イベント 『アーティスト対抗・激突料理バトル』 ● 同時期開催 『弘法巡り+アート・ピクニック』 |
松蔭浩之ビューポイント/
男子岩(おんぞいわ) 作品名: 男子岩(だんしいわ)ノスタルジー 写真インスタレーション作品 2002年 作品鑑賞のヒント 今回の展覧会の出品作品の中でも、松蔭浩之の写真作品は、比較的ストレートにビューポイントの風景を作品化しています。けれど同時に作家は、男子岩(おんぞいわ)という、風光明媚な風景から、さまざまなイメージを汲み取っているのです。 まず、男子岩、という荒々しくも美しいひとつの岩に、根源的なエネルギーの存在を感じています。そのかたちは、名前の通りに男性的なイメージそのままです。けれど、「男子岩ノスタルジー」と名付けた作家の意図の中には、すでに高齢化のすすんだ老人たちの島である、という佐久島の現実が重ねあわされています。 島が活気にあふれたあの頃への郷愁(ノスタルジー)を、現在もエネルギーを感じさせる男子岩にかいまみたのも、この作家独自の視線なのです。 (七福2002展/鑑賞の手引きより) 松蔭浩之からのメッセージ 男子岩を訪れ、そこに登ってみた。そして、今は浜辺でアサリを取っている老人たちも、かつて若い日に、この男子岩に登り、そこで恋人と情熱的な時間を過ごしたこともあるのではないだろうか? と考えた。 男子岩には、そんな想像をさせる、荒々しいパワーがある。かつて若者だった島の老人たちの、今はもう辿りつけない男子岩と若き日へのノスタルジー(郷愁)が、この作品に込められている。(松蔭談) ※タイトルは「おんぞ岩」をあえて「だんし岩」と読ませる。 (七福2002展/鑑賞の手引きより) |
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■ 2002年度全記録へ ■ TO HOME ■主催: 幡豆郡一色町 ■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会 ■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル |
松蔭の目を通した男子岩は、なんだかなまめかしい |
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