会期 : 2018年4月1日(日)〜7月20日(金)
    野外展示につき無休
会場 : 大島桟橋ポケットパーク(東港渡船場下船徒歩3分)

再生のイーストハウス


 『イーストハウス』は2010年愛知県主催のアート・プログラム「あいちアートの森 佐久島プロジェクト『佐久島・雛のまつり』」の出品作品として、最初に南側の東屋が制作されました。その半年後、三河・佐久島アートプラン21事業で、二期工事として北側の東屋とふたつを結ぶ長さ60メートル余りのベンチが追加制作され、その後9年間、佐久島アートを代表する作品のひとつとして親しまれてきました。

 設計を担当した建築家・南川祐輝は、佐久島で『おひるねハウス』(2004)を手がけています。黒壁集落が印象的な西地区にある『おひるねハウス』が黒い作品となったように、周りにさえぎるものがない海上の公園に作られた『イーストハウス』は、太陽やその光を反射させる海の明るい日差しをイメージする白い作品になりました。対岸に互いを臨むことのできるふたつの作品は、異なる色彩でそれぞれ強い印象をもたらしています。

 今回、佐久島のアート作品の中でも、特に過酷な環境に置かれた『イーストハウス』の建て替えは、完全な再制作ではなく南側の東屋のみ新たなデザインに再設計されています。ふたつの東屋とそれを繋ぐ長いベンチという役割はそのままで、『イーストハウス』に『おひるねハウス』のデザインと機能が組み込まれました。独立した作品でありながら「対」でもあるふたつの作品が、海を挟んで向かい合い、響き合っているかのようです。再生した『イーストハウス』の新たな魅力をお楽しみください。



展覧会終了後は常設となります。

【関連行事】 アーティスト・トーク、交流会、餅投げ

開催日時:4月21日(土) 14:00〜15:30
参加無料・申込不要
会場:大島桟橋ポケットパーク

『イーストハウス』のリニューアル・オープンを記念し、設計者である建築家・南川祐輝による作品解説を行ないます。アーティスト・トークの後は、イートスハウス再生記念の餅投げとささやかな交流会を開催しますので、お気軽にご参加ください。


関連情報

  1. 南川祐輝『イーストハウス Reborn』 写真リポート1[交流会]
    南川祐輝『イーストハウス Reborn』 写真リポート2[作品 1/2]
    南川祐輝『イーストハウス Reborn』 写真リポート3[作品 2/2]

同時開催

  1. 佐久島アートピクニック 2018
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