三河・佐久島アートプラン21 佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島 設楽知昭展
フォリオス
佐久島の恋 ― FOLIOS ―
写真リポート 1
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FOLIOS アルシュ紙、鉛筆、シルバーポイント 650×1030 mm 島のタクシー 木製模型、油彩 123×180×85 mm (寄り合いの間に展示) 絵の帽子 ポリエステルフィルムに油彩タペータムパネル 210×370 mm (寄り合いの間に展示) ★ 写真リポート2 へ続く ⇒ 【関連情報】 ● 設楽知昭展『佐久島の恋人たち ― FOLIOS ― 』 ● 設楽知昭ワークショップ 『絵箱』 写真リポート ● 佐久島・夏休みの宿題 『絵箱』 おでかけ展覧会 写真リポート ● 白土舎 設楽知昭 FOLIOS ● 白土舎 夏休み・佐久島の宿題「絵箱」 【同時開催】 ● 弘法巡り+アート・ピクニック2004 ● となりのおみせ プロジェクト |
設楽知昭展
『佐久島の恋― FOLIOS ―』 会場:弁天サロン内ギャラリー 2004年5月8日〜7月18日 FOLIOS――二つ折りの紙 この展覧会の副題である「FOLIOS」(フォリオス)という言葉には、「二つ折りの紙」という意味があります。設楽知昭がはじめて佐久島を訪れたとき、彼はスケッチをしながら、じっくり、佐久島のすがたを見つめました。 その中で特に印象に残ったのが、左右対称に近い美しい島の地形、東と西の二つの港と集落、それから偶然出会った双子の姉妹……。それは、二つそろって一組のものである「対(つい)」という要素でした。そこから、今回の展覧会のテーマとなったもう一つの「対」の形、「恋」が浮かび上がってきたのです。 書物を読むように、絵を見る ギャラリーには、さまざまな「対のかたち」を描いた鉛筆画12点が展示されています。それらは二つ折の紙(FOLIOS)に描かれていて、書見台のような専用の台に置かれ、鑑賞する人は、書物のように――物語を読むように――12章の絵をめくって見ることになります。 二人歩き 佐久島の恋人たち 絵の中から抜け出した恋人たち 展覧会の会期中、出品作品「ふたり歩き」(写真参照)の登場人物と同じ衣装を着た二人組が、「絵の中を抜け出した」という設定で、島内各所を歩く「佐久島の恋人たちの島巡り」もおこなわれます。 また、設楽知昭デザインの「絵の帽子」(「となりのおみせ」にて販売)も制作されました。絵の帽子の正式な名前は「絵の帽子なので本当の帽子にはもうちょっとのところでなれない帽子」といいますが、ちゃんとかぶれるし、日よけにもなります。 絵の帽子 絵の帽子をかぶって島を歩こう それをかぶって島を歩くことで、今度は自分が作品の一部になる(作品に入り込む)ような気分を楽しんでもらうことができるなど、ギャラリーの展示に加えて、さまざまな角度で作品を体験することができます。 それは、単なる「楽しさ」の他に、絵画というシンプルな表現の中に隠されている奥深さに触れるきっかけでもあります。美術作品の中でも絵画は、「五七五」という三句十七音からなる短い詩である俳句表現の中に、宇宙観まで込めることができるのに似ているかもしれません。 あなたのつくる佐久島の物語 「絵を見る」という行為の中に詰まっているたくさんの可能性を、この展覧会では、佐久島の恋人たちに出会ったり、絵の帽子をかぶるという「体験」を通して、親しみやすいかたちで提示しています。さて、今日の佐久島は、見るあなたによってどのようになっているのでしょうか。 見るあなたが、佐久島の物語をつくります。 (文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和) フォリオス席って何? 「フォリオス席」は、弁天ギャラリー内に設置された二人掛けのベンチの名前で、これは設楽知昭展に出品された二つ折りの11点の作品を鑑賞するための専用のベンチです。直接手に触れて絵を見る仕組みなので、そのために鑑賞者のために白い手袋が用意されています。絵は「フォリオス席の作法」にしたがって鑑賞します。 フォリオス席の作法 ・フォリオス席に座って、本を開くように一枚ずつ順 にご覧ください。 ・必ず手袋をご使用ください(使用後はご返却くだ さい)。 ・作品は11枚です(広間にもう1枚、「一人映画館」 があります)。 ・フォリオス席作品は、観賞後、最初の状態に戻して くださるようお願いします。 |
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■ 2004年度全記録 ■ TO HOME ■主催: 幡豆郡一色町 ■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会 ■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル |
フォリオス席は作品との不思議な距離感を作り出す。 |
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