三河・佐久島アートプラン21 佐久島体験2004 祭りとアートに出会う島 設楽知昭展
フォリオス
佐久島の恋 ― FOLIOS ―
写真リポート2
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『佐久島の恋人たち』の島巡り
会場:島内各所 2004年5月8日、9日、22日、23日/6月5日、6日、19日、20日/ 7月3日、4日、17日、18日 衣装制作:嶋田絵美 佐久島の恋人たち: 坂本夏子、竹村陽子 二人歩き 佐久島での展覧会と課題 設楽知昭に佐久島での展覧会を依頼したのは、2003年の初冬のことです。これまで、佐久島では、立体作品やインスタレーションの制作をおこなうアーティストを中心にアート・プロジェクトを展開してきました。 その理由はいくつかありますが、ひとつには、佐久島には絵画にしろ、立体作品にしろ、それをきちんとみせるための展示スペースが存在しないということがあります。かろうじてある弁天サロン内のギャラリーは現代美術の作品を展示には向かない空間です。 「この展覧会なら画廊や美術館でやったの方がいい」という内容では、佐久島で展覧会をする意味がなくなってしまいます。展示空間に問題があっても、それを越える展示は可能か? 平面作品の場合は、このことが大きな課題でした。 佐久島だからできること 絵画を中心とした制作を続けるアーティストである設楽の展覧会をどのようなものにするか、設楽の間で、ミーティングが重ねられました。さまざまなプランが提出されては却下されていきました。その間、設楽は佐久島に足を運び、見つけたキーワードが「恋」だったのです。そうして、『佐久島の恋 ― FOLIOS ―』の絵画作品が生まれました。(展覧会のようすは写真リポート1でご覧いただけます。) けれど、設楽のアイデアはそれだけにとどまりませんでした、展覧会に出品した作品「二人歩き」と「火山島」をリトグラフにし、実際にかぶることができる『絵の帽子』を制作。展覧会に訪れた人が、絵画を身につけて島を歩くという不思議な光景をつくりだしました。 さらに、「二人歩き」に描かれた佐久島の恋人たち≠ェ絵から抜け出して、島内を巡る という楽しい『佐久島の恋人たちの島巡り』がおこなわれることになったのです。 ダンスをする恋人たち 佐久島の恋人たち≠ヘ隔週の土、日曜日に島巡りをします。渡船場に入ってくる船を出迎えたり、見送ったり、展覧会のチラシを配ったり――そしてダンスをします。佐久島の恋人たち≠フ存在を知らない人たちは、「何が始まったんだ?」と遠巻きに眺めたり、写真を撮ったり、みんな面白がったり喜んだり。 佐久島の恋人たち≠ヘノラ・ジョーンズのふたつの曲に合わせてダンスを踊ります。雨の日は、弁天サロンの大広間でも踊ります。ダンスの振り付けは設楽知昭。ところどころに、設楽の絵の中に描かれてきた人物と同じポーズが取り入れられていて、設楽作品のファンには、別の楽しみも見つけられることでしょう。 振り付けには、秋に佐久島の八劔神社でおこなわれるお祭りの神楽の舞も取り入れていて、見ていると心がほんわかするような、いっしょに踊りたくなる不思議なダンスです。佐久島の恋人たち≠ノ出会えた人は、しあわせな気持になれるでしょう。ある種の温泉効果があるのかもしれません。 (文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和) |
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■ 2004年度全記録 ■ TO HOME ■主催: 幡豆郡一色町 ■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会 ■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル |
佐久島の恋人たち≠フ素顔は愛知県立芸術大学の学生。 |
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