三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2018 祭りとアートに出会う島
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猫野ぺすか『すぐそこの、向こう側』
写真リポート2 [作品 1/2]




 

 

 



撮影:香村聖文


         
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関連情報

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猫野ぺすか
『すぐそこの、向こう側』
会期:2018年10月6日(土)
   〜12月9日(日)
会場:佐久島ナビステーション

本作品は会期終了後に常設展示となりました

 佐久島に渡るための船のりばがある一色港に、昨年10月佐久島ナビステーションがオープンしました。通称「佐久ナビ」には、佐久島を担当する西尾市役所の佐久島振興課があり、佐久島情報を集めることができます。佐久ナビの中央ドームには、オープンに合わせて 長岡勉 『知識の蜂の巣』 が常設展示されていて、佐久島アートの飛び地にもなっています。その佐久ナビに新たに加わるのが、版画家・絵本作家の猫野ぺすかによる『すぐそこの、向こう側』です。



 古い施設をリノべーションした佐久ナビは、真っ白な外観から玄関を入ると真正面に高さ2.5メートル、巾8メートルの壁が広がっています。真っ白だったその壁が、作品の舞台となりました。

 広い画面にはたくさんの動物や人が登場し、野原や空や海にいるそれぞれに異なる物語が隠されているようです。沖に浮かぶ島は佐久島ですね。 『おひるねハウス』 や 『カモメの駐車場』 、そして島で飼われている山羊や島の春を彩る椿が描かれています。



 作品の中央に描かれている大きな木には扉が付いていて、誰でもこの扉を開けることができます。小さな子どもでも、絵の中の小さな動物でも出入りできるように、階段も作りました。扉を開けてみましょう、そこは夜の世界――また別のどこかに繋がっています。



 作品に登場するいくつかの動物や風景は、かつて作者が描いたものから引用されています。じっとこちらを見つめるオオカミや2匹の子猫はこの作品のために描かれました。ひとつの作品の中にも、描かれた時間の異なる者達がいて、それを繋いでいるのが、ぺすかさんの生み出す「アイルリンド」という空想世界、そしてそこは佐久島にも静かに繋がっているのです。

(文責:オフィスマッチングモウル     内藤美和)
■主催:西尾市
■共催:佐久島・島を美しくつくる会
■企画・制作:有限会社オフィス・マッチング・モウル

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