三河・佐久島アートプラン21
佐久島体験2019 祭りとアートに出会う島
荒木由香里『昼間の星』
Yukari Araki / Daytime Stars
写真リポート4 [荒木由香里と作品巡り]
「銀河のリズム」、「元気ハツラツ招き猫」から「かぐやのお皿」へ
「くるくる衛星」から「ガス灯の一等星」へ
「金の斧」経由昼休憩
「タイノウラ星団」から「いっこく屋」へ
山へ登り「星屑のテーブルクロス」経由海へ
撮影:香村聖文
写真リポート3ヘ 写真リポート5ヘ
関連情報
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荒木由香里『昼間の星』
荒木由香里と作品巡り
開催日時:
10月27日(日)
集合場所・時間:
弁天サロン 12:00
参加者数:31名
7月からスタートした『昼間の星』も会期終盤となった秋の一日。作家の荒木由香里といっしょに9点の展示作品を巡るアート・イベントを開催した。集合場所の弁天サロンで荒木さんからの挨拶と、サロン内に展示してある2作品についての話がありました。
西地区には弁天サロンに2点、集落内に3点の計5作品があります。バスガイドさんみたいに誘導旗を手作りしてきた荒木さんを先頭に、西集落の作品をみんなでまわります。
西地区の作品を見終えると、東西を結ぶフラワーロードを通って東地区へ向かいます。東地区の作品は、佐久島らしく海辺の作品が多いのが特徴です。
この日は大浦海水浴場で、島民企画イベント「39(さく)の市」と「佐久島太鼓フェスティバル」が開催されていました。ここでしばらく休憩時間を取り、各自39の市で昼ご飯をゲットしてもらいます。時間があれば屋台をのぞいたり、和太鼓の演奏を楽しんだり。休憩の後は再び作品巡りです。
東地区には全部で4点の作品があります。西地区より数は1つ少ないですが、展覧会のメインといえる作品は東地区に集中しています。小さい2作品「金の斧」と「タイノウラ星団」は、
地図の表示
から比較的見つけやすいのでは? と思っていましたがさにあらず、目の前にあっても、看板やキャプションがないだけでなかなか作品を把握できない人が多いということがわかりました。それでも作品巡りツアーなので特別にネタバレありです。
そして作品巡りのラストは、展覧会の目玉作品といえる「いっこく屋」と「星屑のテーブルクロス」を続けて回りました。
「いっこく屋」を見つけるヒントは「水色の額縁の中に」です。古びた木造家屋の続く集落の中に、ひときわ鮮やかな水色に縁どられたガラス戸が見えてきますが、これもすぐにわからない人が散見されました。「額縁」というキーワードに迷ってしまったのでしょうか? けれど、「いっこく屋」に到着すると、ガラス戸の中に並べられた懐かしい生活品や、荒木さんが仕掛けたさまざまな遊びを見つけ、参加者は写真を撮影しながら楽しんでいました。
最後に訪れたのは「星屑のテーブルクロス」。「ふじさん」ならぬ「ふじやま(富士山)」を登って下る東側の海岸沿いに作品はあります。参加者は作品を見ると「わぁ」と歓声をあげました。山たくさん歩いた一日のゴールにふさわしい作品であり設置場所です。
ベンチに座ってテーブル(テーブルクロス)越しに三河湾とその向こうの渥美半島を眺めたり、浜辺に出て荒木さんがそうしたように、シーグラスや貝殻を拾ったり。「昼間の星」の作品巡りは、作品を探しながら、作品以外の佐久島の魅力を見つけてしまう、そんな魅力でいっぱいでした。
(文責:オフィスマッチングモウル 内藤美和)