三河・佐久島アートプラン21 佐久島体験2005 祭りとアートに出会う島 木村崇人展 2005 続・佐久島で地球と遊ぶ
『見えない力』 写真リポート 2
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左下写真の高速回転するヒマワリは諸事情により現在動いておりません 写真リポート1ヘ 写真リポート3ヘ 【関連情報】 ● 木村崇人展2005 続・佐久島で地球と遊ぶ 『見えない力』 ● 『見えない力』 写真リポート1 ● 『見えない力』 写真リポート3 特別編 その後のヒマワリ ● 木村崇人ワークショップ・プロジェクト2005 ● 木村崇人 海のワークショップ1 『重力のかたち』 写真リポート ● 木村崇人 海のワークショップ1 『重力のかたち 写真展』 リポート ● 木村崇人 海のワークショップ2 『地磁気のかたち』 写真リポート1 ● 木村崇人 海のワークショップ2 『地磁気のかたち』 写真リポート2 ● 愛・地球博 木村崇人展&ワークショップ情報 ● 木村崇人展2003 『佐久島で地球と遊ぶ』写真リポート ● 木村崇人ワークショップ2003 『地球と遊ぶジャイロのおもちゃをつくろう 』写真リポート 【同時期開催】 ● 佐久島アート・ピクニック 2005 ● となりのおみせ プロジェクト 2005 |
第2会場/弁天サロン
● 作品タイトル:木もれ陽の部屋 ピンホール現象って何? 佐久島西港から徒歩3分で到着する弁天サロンが、今回の木村崇人展の第2会場だ。サロン内のギャラリーを『木もれ陽の部屋』と名付けた。あなたは太陽の光が木々の葉と葉の間を通って地面に現れる“木もれ陽”を観察すると、それが丸いかたちをしているのに気が付くだろう。なぜ木もれ陽が丸いかたちをしているのか? それは、葉と葉の間の小さな隙間がピンホールとなって、太陽のかたち(=丸)を地面に映し出しているからなのだ。 例えば、日蝕の時、木もれ陽を見る機会があれば、木もれ陽の丸が欠けているのを確認することができる。では、もし、「太陽が丸じゃなくて他のかたちだったら、木もれ陽はどんなかたちになるだろう?」というアーティストの疑問を作品にしたのが、木もれ陽プロジェクトによる『木もれ陽の部屋』なのだ。 木もれ陽で遊ぼう! ギャラリーの中には、「月」、「星」、「太陽(あるいは佐久)という文字」の3つの光のかたちがライトによって作り出されている。「月」と「星」は壁に光が当たっているので、会場に置かれた模造の木の葉を重ねたり、自分の指を重ねて小さなピンホールを作ってみよう。そこには、月や星のかたちをした木もれ陽が現れるはず。また、天井から吊り下げられた明かりの下の小さなテーブルの上に、穴の空いた虫眼鏡をかざしてみると、そこには文字が現れる。 もしも未来のいつか、人類が巨大な宇宙ステーションやコロニーに住むことになったら、そこでは地球と同じように自然な人工太陽が設置されるだろう。そんな時、遊び心で太陽のかたちを変えてみたら……? 未来の人類は、こんなかたちの木もれ陽を日常的に楽しむようになるかもしれない。そんな風に考えると、なんだか楽しくなってこないだろうか? ● 作品タイトル:ヒマワリの観察 重力のちからを目撃する 弁天サロンの庭に、風変わりな植木鉢が置かれている。植木鉢に黒い八角形のエリマキが付いていて、それが斜めに傾いて置かれている。このヒマワリを育ててくれたのは、佐久島小学校の生徒たちだ。子どもたちの育てたヒマワリを、木村崇人は地球の重力(垂直方向の力)を観察するために作品化した。 植木鉢はA、B、C、Dの4方向に、1週間ごとに「日まわし」される。光に向かって伸びるという植物の性質とあいまって、垂直方向に働く力は、どのようにヒマワリの成長に現れていくだろう? 想像してみよう。そして、観察してみよう。ヒマワリの置かれた庭に面したガラス戸には、木村崇人によって、作品のコンセプト図が描かれている。 もうひとつのヒマワリの観察 :故障につき残念編 実は作品『ヒマワリの観察』には2つのタイプの作品がある。それが写真左下の7つのヒマワリの鉢の乗った車輪のついた作品。本来ならばこの作品は、中央部のろくろを動力に、車輪によってぐるぐると高速回転する“予定”であった。重力に遠心力が加わり、一体ヒマワリたちはどんな風に成長していくのか? それを観察する予定だった。大変残念なことに、真夏の高温の中、機械に付加がかかりすぎて、展覧会初日にまわるヒマワリ作品はオーバーヒートしてしまったのだ。展覧会の直前にアーティストの溢れ出るアイデアから予定外に加えた作品だったが、夏の暑さに負けました。 というわけで、高速回転するヒマワリは、残念ながら動いているところをご覧いただくことができないことを心よりお詫び申し上げます。修理可能かどうかは現時点で不明です。いつか佐久島の夏の日に、リベンジできたら幸いです。 (文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和) ミニ・カモメの駐車場、売ってます 今展を記念して、木村崇人制作の『ミニ・カモメの駐車場』が、弁天サロン隣にあるとなりのおみせ(土、日のみ営業)で発売中! あなたの机の上で、お部屋の窓際で風を感じて木村ワールドを楽しんじゃおう! |
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■ 2005年度全記録 ■ TO HOME ■主催: 幡豆郡一色町 ■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会 ■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル |
弁天サロンでは、2003年に木村崇人のワークショップで佐久島小中学校の子どもたちが制作した「地球と遊ぶジャイロのおもちゃ」も体験できます。 |
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