三河・佐久島アートプラン21 佐久島体験2005 祭りとアートに出会う島 木村崇人展 2005 続・佐久島で地球と遊ぶ
『見えない力』 写真リポート 3
特別編 その後のヒマワリ
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第2会場/弁天サロン
● 作品タイトル:ヒマワリの観察 その後 8月6日。木村崇人展のオープニング。第二会場である弁天サロンの中庭に、八角形の鉢カバーの付いた、風変わりな植木鉢が置かれた。 植木鉢には上下左右にA、B、C、Dと書かれていて、4方向に、1週間ごとに「日まわし」される。光に向かって伸びるという植物の性質とあいまって、垂直方向に働く力は、どのようにヒマワリの成長に現れていくだろう? というのが、この作品だ。 つまり、はじめは「どう成長するか想像してみよう」から始まり、その後、2ヶ月近く経った現在(9月24日)、「実際にヒマワリはどんな風に成長したか?」確認できることになった。 結果は、写真の通り。アーティストの想定したように、斜めに傾いたヒマワリは、そこから垂直に伸びている。つまり、何度かの回転によって“らせん状”に生育しているのだ。理屈ではそうなると思ったが、実際に螺旋を描いているヒマワリを見ると、なんだか不思議な気がする。 これでいいのだ。ヒマワリ・アート 今展のテーマである“見えない力”。それは、風力(『カモメの駐車場』)やピンホール現象(『木もれ陽の部屋』)のような、すぐに確かめられるものばかりではない。想像し、その結果を時間をかけて観察する。まるで理科の実験みたいだけれども、やっぱりこれもアートなのだ。 なぜなら、ここにもやはり、新しい視点を提供する、世界を広げるという“アートの力”がちゃんと作用しているから。もう秋になってしまった。展覧会はまだ一ヶ月続くが、ヒマワリの観察はそろそろ終了である。久しぶりに夏休みの宿題をやり終えたような、そんな作品だった。 (文責:オフィス・マッチング・モウル 内藤美和) |
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■ 2005年度全記録 ■ TO HOME ■主催: 幡豆郡一色町 ■共催: 一色町大字佐久島・島を美しくつくる会 ■企画・制作: 有限会社オフィス・マッチング・モウル |
2ヶ月間、楽しかったヒマワリの観察でした。くねくね。 |
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